昨年から制作している新作絵本。作り始めてから1年くらいになります。
サンプル版の完成まできました。
第1章は物語部分
第2章は解説その1(子どもと先生とでいっしょに取り組む内容)
第3章に解説その2(大人向け文章)
3部構成です。今回できたのが、1,2章部分です。
次の工程としては、何人かの方にご意見をいただいて、内容をブラッシュアップします。
それから、本番の制作、となります。
※2014の絵本制作のスケジュール表に上書きしてみました
原作&解説の「みい先生」が登場
水彩→デジタルというのも変化です
これまで、解説づくりのところをかなり時間をかけて取り組んでいました
そして、今ココ、に進みました
こころのケガとなったできごとを何にするか、どこまで描くかというのは、物語のなかで最初に迷ったところです。
今回は、家族のなかの暴力をとりあげ、そして具体的な内容にはふれていません。分離の前提ではなく、同居/別居はうけとりの幅を残しました。
家族にキーパーソンを設定するのか… これも悩みポイントでした。(結果的に、登場させています)
慢性反復性のトラウマをもつ子どもをイメージしながら、子どもの身近にいる専門職の人が、広く使うことを想定して作っています。
まず、そこでできること、を多くとりいれました。
物語で時間経過のどこまでを描くのか、専門治療についてどれくらいふれるか…本作は専門治療をうける前提としていない書き方ですがそれでよいのか(ふれても受け皿が少ない事情もある)、迷いました。
そんなようなことを考えながらの制作。この先、ブラッシュアップしていく段階で、まだまだかわる可能性もありますが、ひとまず現段階での内容です。
完成目指して粛々と制作を進めます。