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『社会的養護の当事者支援ガイドブック─CVVの相談支援』

『社会的養護の当事者支援ガイドブック─CVVの相談支援』
2019年1月20日 pulusu

『社会的養護』についてのガイドブックの紹介です。

『社会的養護の当事者支援ガイドブック』
Children’s Views & Voices+長瀬正子著
Children’s Views & Voices発行(2015.2.20)
読みやすくて役立つ一冊、装丁も素敵な一冊です。
詳細、申し込み方は

CVV(Children’s Views & Voices)のブログ

に掲載があります。

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社会的養護とは

様々な事情で血のつながりのある親と一緒に暮らすことができない子どもの育ちを、社会で支えるための仕組み、および、それを実現する人や場所の営みをさす言葉です。
社会的養護で暮らす子ども/若者は、約46000人にのぼります。(2014年12月時点)(ガイドブックより引用)
社会的養護の仕組みには、児童養護施設や里親精度などがあります。

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ガイドブックでは、基本的事項や支援の全体像にふれながら、当事者の方の声、スタッフも当事者と当事者でないスタッフの実際の声、が随所にでてきます。実践的で活用しやすいです。

・相談にたどりついたり、継続することが困難である背景と、かかわりのためのヒント
・相談に乗る上で必要な考え方─支援者自身の家族観を見つめる、当事者に対する尊重を忘れないこと など

ことばも優しく、装丁も工夫されています。
案内役のつぶやき、イラスト、レイアウトetc とても読みやすい一冊です。手軽に読めてとても勉強になりました。
最後に。読み方が紹介されていますので、本文から引用します。

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一般の読者の方に

社会的養護や様々な家族状況を生きる人たちについての理解を深め、何か行動を起こしたい、と思った時に基本的な情報が得られる入門書に。

専門職や支援者の方に

ご自身が専門としている支援の受け手である「社会的養護の当事者」の率直な想いを知り、支援を振り返るきっかけに。支援において具体的に活用できるテキストに。

当事者の方に

ご自身にとっては「あたりまえ」である社会的養護で育った経験を振り返るきっかけに。様々な考え方や、困った時に頼れる社会資源を知ることができるイエローページに。