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アルコール依存症[いぞんしょう]

子どもも大人もイラストで学ぶ病気や障がい

アルコール依存症

アルコール依存症は、いろいろな問題が起きていても、自分の意志だけではお酒をやめられなくなる病気です。治療やさまざまなサポートによって、回復できる病気です。

アルコール依存症イラスト1

 

ページにおこしいただきありがとうございます。
大人も子どももいっしょに見れて、基本的な知識を学べるページです。およそ小学校中学年~大人の人向けです。もっとくわしい情報を知りたいときは、参考サイトがページの下の方にあります。(子どものみなさんは、わかりにくいことや、ぎもんに思ったことは、大人の人に聞きながら読んでください。)

*Q&Aを改訂しました  更新日:2016年10月9日

 

アルコール依存症

ページのエッセンスをA4×2枚のシートにまとめました。
PDFを開くことができます。

[PDF]アルコール依存症(859KB)そのほかの素材はぷるす工房へ

01 どんな問題が起きるの?(症状と経過)

アルコール依存症イラスト2

・身体の問題:肝ぞう[かんぞう]、脳[のう]、すいぞう、心ぞう、胃[い]、食道などの合併症[がっぺいしょう]
・精神症状[せいしんしょうじょう]:イライラ、不眠[ふみん]、不安、うつ、幻覚[げんかく]や妄想「もうそう」など
・社会的な問題:仕事への影響、人間関係のトラブル、飲酒運転、借金、社会からの孤立[こりつ]など
・家庭での問題:パートナーや親子間の不仲、暴言暴力、子どもへの影響、家庭内の役割の変化など

*コントロールできなくなる病気です

お酒のせいで、生活に明らかに問題が起きているのに、それでもお酒をへらせない、やめられないときには、依存症の病気のレベルになっていると考えられます。進行性の病気で、最終的には命にかかわります。
家族や子どもをまきこみやすいことも、この病気の特徴[とくちょう]です。

依存症の経過

みんなの気持ちいろいろ

アルコールきもちいろいろ

02 回復のサポートになることは?

・自助[じじょ]グループ*/リハビリ施設**
・専門医療機関[せんもんいりょうきかん]、相談機関
・新しい生活習慣、考え方や対処法 など
・家族が元気になること

 

*自助グループは、共通の問題や悩みを抱えた人が集まり、解決を目指して自主的に運営しているグループです。断酒会(本人・家族向け)、AA[エーエー](本人向け 家族も参加できます)、Al-anon[アラノン](家族向け)などがあります
**リハビリテーション施設は、入所や通所しながら、お酒を飲まずに安定した生活を送ったり、仕事に就いたりする目的で利用される施設です。アルコール作業所などと呼ばれる場合があります。「マック」などがあります(全国マック協議会に入っている施設は17 か所あります)。

・回復とは…「お酒をやめてよかったと思える」「酔うことを必要とせずに幸せな生活を送る」など、ひとりひとりの回復があります。いろんな道すじがあり時間がかかります。そのきっかけになることも人それぞれです

》相談先一覧(アルコール関連問題啓発サイト内)

アルコール問題整理

家族だけでも相談できる公的機関に、精神保健福祉センター、保健所(精神保健担当)があります。

ポイントは、相談できる人から相談に行くこと!

03 原因は?

飲酒の習慣があれば、性格や学歴、職業、性別にかかわらず、誰でも依存症になる可能性があります。

アルコール依存症の原因は単純ではなく、多くの要因が複雑に絡み合っています。アルコールの分解が良いか悪いかという体質、子どもの頃の環境要因、飲み出したころの学生時代や就職したころの周囲の飲酒環境、職場や家族などの人間関係とストレスなど、様々なものが関係しています。なんらかの生きづらさを抱えている人が、酔いで気分を変えたり、心の痛みを和らげていくうちに、依存症になることもあります。

 

04 (親が依存症のとき)子どもの安心のためにできることは?

 

  • お酒の問題や大人のケンカは子どものせいではないことを伝える
  • 子どものどんなきもちもみとめる
  • 日常生活をサポートする:食事、生活リズム、身だしなみ、学校の準備、遊びなど
  • こまったときの対処法を相談しておく:「こまったときカード」を作る、暴力や暴言に対してはその場をはなれ(子どもをその場からはなして)安全を守る
  • 家族が少し元気になる、病気や対応について知る、ひとりだけで抱えずに相談してみる

アルコールイラスト子どものケア

05 よくある質問 Q&A

 

Q 自助グループや病院へ行こうとしません・・(家族より)

A 心配をしていることを、日をあけて、本人がお酒を飲んでいない時に伝えていきます。毎日「行け行け」というと、家族の関係が悪くなります。家族の方がまず、家族会へ通い続けてみてください。その中で家族が息抜きしたり、関わり方のヒントを得ることができます。時間がかかることもあります。まずは家族から元気になることを目指します。


Q 家族会へ通うことが大切なのですか・・・?(家族より)

A 家族から元気になると、本人が引きづられて元気になると信じて大丈夫 です。依存症とは?を勉強して理解してみようという気持ちは、本人にも伝わります。
本やネットの情報だけ見ていると、頭でっかちになりしんどくなりこともあります。家族会で、他の家族の体験やうまくいった関わりを聞くと、これなら自分のところでも試せるかもというヒントがあります(責める、叱る、で効果ないなら違う方法を試す)。自分の家だけじゃないことを知るだけでホッとしたり、大変そうな家の話でホッとすることもあります。 家族会に行くという「自分の時間を取る」練習にもなります。

尻ぬぐいをしない気持ちを持続するためにも、家族会に出たり相談を続けることが大切です。家族教室で勉強する方法もあります。


Q 再飲酒してしまいました・・・(本人・家族)

A お酒をやめていく中で、再飲酒はほとんどの方が経験します。
もうだめだ、、、と投げやりにならずに、連続飲酒にならないように、生活を立て直すことを考えます。(まわりの方へ)責めることは解決になりません。病気の症状と考えて前を向けるように、することが大切です。
そのために、自助グループや病院、家族会に足を運ぶことは有効です。

アルコール依存 正直 

06 関連コラム/ページ

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ギャンブル依存症
薬物依存症

このページの担当

 ぷるすあるは

 

 

 

この教材は、平成28年度子どもゆめ基金(独立行政法人国立青少年教育振興機構)の助成金の交付を受けて、NPO法人ぷるすあるはが作成したものです
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