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台割のはなし(認知パターンのちがい)-生きる冒険地図制作日記

台割のはなし(認知パターンのちがい)-生きる冒険地図制作日記
2019年3月8日 pulusu

冒険地図の今。
今夜は編集者さんがいらして…
台割の再確認と文字チェック、は入り口のとこまで。
これが想像よりも時間がかかるんです。
子どもたちにどんなメッセージを届けるのか、をさらにさらに突き詰めつつ…進みます。
ちょっと先が、全体像が見えてきたかんじです。

 

 

今日は台割の話題をひとつ。
2枚目の写真の、右上の方に見えているのが「台割」です。
台割は…どのページにどんな内容を入れるかなどを示した設計図のようなもの。ここではエクセルで作成しています。

 

実はチアキはこのエクセルの台割が苦手。
イメージが湧かないのだそう。
ラインが多いのも見にくい(エクセルってライン多いですよね…)。
2年前の手作り版の制作の際に、最初にこの台割を作ってから進めようとしたときには、撃沈しました。
その学びをもとに… 今回、編集者さんとキタノはエクセルの台割を使い、チアキは束見本に直接書き込んだものがその役割を担っています。
写真では、左に開いているのが束見本(実際の製本時と同じ紙で製作された見本のこと)で、ここに、ページ番号をふって、内容を書き込みました。

 

ちなみに…
キタノは、最初に全体像を一枚の紙や画面の中で把握したいタイプです。それなしに個々のページだけを見ていくのは、なんだか落ち着かない…内容が頭に入ってきにくい感覚になります。

 

些細なようなことですが、こういう認知パターンのちがいを埋めながら、制作を進めています。

 

ps  チアキは「絵コンテ」もイメージが湧きません…
(絵コンテ:動画、漫画、映画、アニメ、テレビドラマ、PVなどの映像作品の撮影前に用意されるイラストによる表で、映像の設計図。)

生きる冒険地図

さまざまな背景の中で今日一日をがんばって生き延びている子どもへ、生きる知恵と工夫をつめこんだ本です。チアキが、明日に希望がもてないと思っているあの子へ、いないことになっているMIRU・IRU(本の主人公たち)へ、全力で、届けたいとつくった本です。2017年の夏に手作り版が完成。それから、600冊あまりが全国へと旅立ちました。

『こんな大人受けの悪そうな本つくって大丈夫なの?
…けど、学校の先生がみんな、1冊ずつ持っててくれたら、ちょっとわたしたちが学校で生活しやすくなるかも』

この本を手にした子の言葉です。
もっと多くの子どもたちへ届けるべく5月末の出版を目標にすすみます。

》ウェブ版のページへ(一部公開しています)

 

例えばこんなページ…

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