「子ども情報ステーション by ぷるすあるは」精神障がいやこころの不調、発達凸凹をかかえた親とその’子ども’の情報&応援サイト

統合失調症[とうごうしっちょうしょう]

子どもも大人もイラストで学ぶ病気や障がい

統合失調症

統合失調症は、およそ100人に1人がかかるとても身近な病気です。
脳の機能の調整がうまくいかなくなって、幻聴や妄想、生活しづらさなどの症状があらわれます。
時間をかけてゆっくりつきあう脳の病気です。

ページにおこしいただきありがとうございます。
大人も子どももいっしょに見れて、基本的な知識を学べるページです。およそ小学校中学年~大人の人向けです。もっとくわしい情報を知りたいときは、参考サイトがページの下の方にあります。(子どものみなさんは、わかりにくいことや、ぎもんに思ったことは、大人の人に聞きながら読んでください。)

作成日:2017年1月29日

 

統合失調症

ページのエッセンスをA4×2枚のシートにまとめました。
印刷用PDFです。

[PDF]統合失調症(988KB)

01 どんなことが起きるの?(症状)

ひとりひとりちがいますが、ここでは、あらわれやすい症状を、陽性[ようせい]症状と陰性[いんせい]症状にわけて説明します。
おおざっぱにいうと「陽性症状」は元々なかったものがあらわれた症状、「陰性症状」は元々あったものがなくなる症状のことです。

陽性症状の例

  • 幻聴[げんちょう]:ほかの人にはきこえない声がきこえる(悪口や命令などのイヤな内容が多い)
  • 妄想[もうそう]:現実には起こっていないことを確信してしまう(ねらわれている、悪いことがおきる、自分に関係があるように思える、など)
  • 考えや言動がまとまらない
  • 気持ちが不安定になる など

陰性症状の例

 

  • 意欲ややる気がでない
  • 疲れやすい
  • 生活のしづらさ

※生活のしづらさでは、特に対人関係や、作業など、次のようなことが苦手になりやすいです。
仕事や家事、育児などに影響します。

  • 仕事や家事などの段どり
  • チームワークやスビードが必要な作業
  • 同時にいくつかの物事に取り組むこと
  • 集中力や注意力・決断力
  • 身だしなみ、会話がぎこちない など

こんな気持ちになりやすいです・・・

02 回復のサポートになることは?

その人にあわせて、病気の経過にあわせて、オーダーメイドのサポートを見つけます。
経過も個人差が大きいですが、典型[てんけい]的には、前駆[ぜんく]期、急性期、休息期、回復期にわけられます。

前駆期(前ぶれの時期)の症状は、音に敏感[びんかん]になったり、なんとなくしんどい、眠れないなど。再発の前にも、同じような症状があらわれることがあります。

統合失調症は、生活上の工夫をしながらゆっくりつきあう慢性疾患[まんせいしっかん]です。
安心できる環境や、人とのつながり、希望は、回復を進める力になります。
病気はその人の一部分。健康な面やできていることに注目します。

***

薬は、脳神経のバランスを整える働きがあります。幻覚・妄想や感情の不安定さ、不安感を和らげたり、再発を予防します。
薬を飲みながら社会生活を送っている人がたくさんいます。

***

回復のサポートになること(まとめ)

家族やまわりの方へ 本人が心配な状態なのに病院に行かないことを相談したいとき

通院先があるときには、まず、通院先へ相談します。
家族だけでも相談できる公の機関に、精神保健福祉センター、保健所[精神保健担当]があります。相談は無料です。
》相談先のページ

03 病気の人はどれくらいいるの?原因は?

およそ100人に1人弱の人がかかるとても身近な病気です。
10代後半〜30才頃の発症が多いです。

原因は、はっきりとはわかっていませんが、その人がもつ病気のなりやすさ(体質)と、ストレスなどとのかね合いで病気になるといわれています。
特定の出来事などなにか1つの原因でなる病気ではありません。
性格や気の持ちよう、育て方が原因ではありません。だれのせいでもありません
体質とは、高血圧になりやすい体質がある、といったことと同じで、一般的な病気です。
1)みんなのメンタルヘルス/厚生労働省

04 (親が病気のとき)子どもの安心のためにできることは?

病状から、子育てや家事、仕事などへさまざまな影響があることがあります。次のような子どものサポートができます。
リンク先の「ケアガイド」でくわしく説明しています。

  • 子どものどんなきもちもみとめる
  • 日常生活をサポートする:食事、生活リズム、身だしなみ、学校の準備、遊びなど
  • 親の病状は子どものせいではないことを伝える
  • こまったときの対処法を相談しておく(「こまったときカード」を作るなど)
  • 家族が少し元気になる、病気や対応について知る、ひとりだけで抱えずに相談してみる


さらにくわしく知りたいときのページ

親が精神障がいやこころの不調になったときの子どものケアガイド
小学生のみなさんへ(子どもへのメッセージと工夫)
中学生のみなさんへ(子どもへのメッセージと工夫)
『お母さんどうしちゃったの・・・─統合失調症になったの─』(子どものケアの絵本)

ケアガイド

05 よくある質問 Q&A

(準備中)

 

06 関連コラム/ページ

ゆるゆる子育て:障がいをかかえながらの子育てを応援しているページ
精神障がいの方への家族の対応:「こんな対応をしてみました」の例を紹介しているページ
親が精神障がいやこころの不調になったときの子どものケアガイド:お子さんがいる場合の子どものケアについてまとめたページ

07 もっとくわしい情報を知りたいときの参考サイト&図書

参考サイト

》特定非営利活動法人 地域精神保健福祉機構・コンボ

》統合失調症<みんなのメンタルヘルス総合サイト/厚生労働省

》統合失調症ナビ/ヤンセンファーマ株式会社

》すまいるナビゲーター 統合失調症
※「イベント情報」で全国の統合失調症関連の情報が見れます

》みんなねっと(公益社団法人 全国精神保健福祉会連合会)
※全国の家族会の情報が掲載されています

》4コマ漫画 統合失調症との付き合い方 当事者100人の経験岡本クリニック・メンタルケア室のグループ療法で出し合ったみんなの知恵)

》JPOP-VOICE/統合失調症と向き合う
※体験者、医療者、ご家族の「声」を紹介しているサイト

書籍

  • マンガでわかる!統合失調症,中村ユキ著,日本評論社,2011
  • 健康ライブラリーイラスト版 統合失調症 正しい理解と治療法,伊藤順一郎監修,講談社,2005

このページの担当

 ぷるすあるは

 

 

 

この教材は、平成28年度子どもゆめ基金(独立行政法人国立青少年教育振興機構)の助成金の交付を受けて、NPO法人ぷるすあるはが作成したものです
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