「子ども情報ステーション by ぷるすあるは」精神障がいやこころの不調、発達凸凹をかかえた親とその’子ども’の情報&応援サイト

発達障害[はったつしょうがい]

子どもも大人もイラストで学ぶ病気や障がい

発達障害

「発達障害」とは「発達」の進みかたに早いところや遅いところ(発達の凸凹と表現することがあります)があって、そのせいで苦手なことや上手くできないことが増えて、生活や仕事で困ってしまうことを言います。

 

発達障害1

 

ページにおこしいただきありがとうございます。
大人も子どももいっしょに見れて、基本的な知識を学べるページです。およそ小学校中学年~大人の人に向けです。もっとくわしい情報を知りたいときは、参考サイトがページの下の方にあります。(子どものみなさんは、わかりにくいことや、ぎもんに思ったことは、大人の人に聞きながら読んでください。)

担当:おがてぃ
※おすすめ書籍を更新しました  更新日:2017年2月25日

発達障害

ページのエッセンスをA4×2枚のシートにまとめました。
PDFを開くことができます。

[PDF]発達障害(840KB)

01 どんなことが起こりやすいの?(特性)

発達障害の人は学校や仕事場で困ったりすることがあります。ノートが取れなかったり、先生の言っていることが聞き取れなかったり、上手く会話ができなかったりすることがあるからです。生活する上でも家事がうまくできなかったり、周りの人と上手く話せなかったりすることで困ることがあります。

また、見たり、聞いたりすることが普通の人よりも得意すぎて辛くなってしまう(音が大きく聞こえすぎてしまったり、たくさん見えすぎてわけがわからなくなってしまう(感覚過敏))こともあります。

発達の凸凹のしかた(特性と表現することがあります)は、ひとりひとりちがいます。起こりやすい例を書きます。

発達障害2

年代別、起こりやすいことの例

小さいころ

  • やたらと泣く、逆に全然泣かない
  • 言葉の遅れ
  • マイペースな行動が多い
  • 抱っこを嫌がる
  • かんしゃくがすごく強い
  • よく動き回り、危なくて目が離せない

学校の時期

  • 落ち着きがなく注意力散漫
  • 読み書きが苦手
  • 片付けや整理が苦手、忘れ物が多い
  • 友人とのトラブルが多い
  • 空気を読まない発言が多い
  • 身なりを気にしない

大人の時期

  • 仕事のミスが多く、長く仕事が続けられない
  • 面接などが苦手で、仕事に就けない
  • 普通に話しているつもりでも、相手を不愉快にさせたり、怒らせてしまう
  • 家事がうまくこなせない
  • 自分の子どもやパートナーの気持ちが理解できず、共感できない

発達障害5

※大人になってから気づく「発達障害」

小さいころは、特徴が目立たないこともあります。年齢があがり、自分でやらないといけないことや、求められる役割が増えて、困りごとが大きくなって、まわりや本人が気づくことがあります。

特性を生かして生活している人がたくさんいます(例)

発達障害9

02 どうしたら生活しやすくなるの?

発達の凸凹のしかたがひとそれぞれなので、困りごとも人によって違います。その人にあったオーダーメイドの生活のしかたを考えます。長所を伸ばし、短所は工夫して補い、できないことは無理せずに周囲の人にお願いします。

発達障害3

参考:SPELLの原則(イギリス自閉症協会)Structure/Positive/Emphasis/Low arousal/Links

03 障害がある人はどれくらいいるの? 原因は?

だいたい100人に6〜7人の人が「発達障害」の可能性があると言われています*。

「発達障害」は元々その人が持っている特徴なので、ある日突然そうなったり、努力しないからなったりするものではありません。「発達障害」になぜなるかはまだよくわかっていません。人間の脳の働き方の問題と言われていますが、今のところ「そうかもしれない」ということで、理由がはっきりとはしてないのです。

*文部科学省が平成24年に実施した「通常の学級に在籍する発達障害の可能性のある特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査」の結果より

04 (親が発達障害のとき)子どもの安心のためにできることは

親御さんが発達障害の特性ゆえに子どもとうまく関わることができなくなっている場合があります。例えば、感覚過敏の問題があるためにスキンシップが十分にできなかったり、こだわりがあって子どものことをそっちのけで別のことをしてしまうことがあります。
その様子を見て、子どもは自分が悪いから、自分のことが嫌いだからなのではないかと思ってしまうことがあるので、それは誤解であることを説明してあげてください。また、社会性やコミュケーションに苦手さがあるため、子どもにも不適切な人との関わり(たとえば自分がどんなに大変な状況であったとしても、人に助けを求めることは許されないなど)を強要している場合もあります。その際は、子どもになぜそういった人との関わりをしているのかを丁寧に聞いた後で、周囲の方が適切な関わり方を伝えられると良いでしょう。

 

発達の凸凹やこころの病気がある人が子育てをする時に気持ちが楽になるヒントのページ

ゆるゆる子育て

子どものケアについてさらに詳しく知りたいときのページ

親が精神障がいやこころの不調になったときの子どものケアガイド

 

まわりの大人のサポートについてのコラム

親御さんが発達障害をかかえた家庭で育つ子どもたちへ、まわりの大人ができること

 

05 よくある質問 Q&A

 

Q 心配なときにはどこに相談したらよいですか?

A 全国の都道府県と政令指定都市には発達障害者支援センターがあるので、まずはそちらに問い合わせてみてください。直接相談業務を行っていないところもありますが、その場合は相談できるところを紹介してくれます。

全国の発達障害者支援センターの連絡先(発達障害情報・支援センター)

 

Q 「発達障害」に種類がありますか?

A 特性によってASD(自閉症スペクトラム症)、ADHD(注意欠如・多動症)、SLD(特異的学習症)と呼ばれることがあります。アスペルガー症候群や広汎性発達障害、注意欠陥多動性障害と呼ばれる時もあります。この表現がわかりにくいということで、今、名前や分け方を変えようとしているところです。以前の呼び方も間違っているわけではありません。

 

Q 「発達障害」と「知的障害」はどうちがいますか?

A 発達障害は苦手と得意の差が大きく、知的障害は全般的に苦手なものが多い、という特徴があります。発達障害と知的障害の両方があることもあります。

 

発達障害と知的障害

 

Q 子どもの発達障害と「療育」とは?

A 発達障害の子どもは苦手なところを練習する時があります。「療育」といいます。苦手なことはゆっくりと練習することが大事なので、周りの人に追いつこうと無理に頑張りすぎないことも大事です。発達障害の人は日々の生活を送るだけでもとても頑張っています。できるだけ楽しく練習できると良いですね。

 

Q 発達障害と「こころの病気」との関係は?

A 発達障害の人は他の人よりも上手くできないことが多いので、そのことで悩んだり、苦しむことがあります。そのためこころの病気になってしまうこともあります。そういったときはあまり我慢せずにお医者さんにいくことを考えます。

 

 

 

06 関連コラム/ページ

関連ページ

 

ゆるゆる子育て

障がいをかかえながらの子育てを応援しているページ。

親が精神障がいやこころの不調になったときの子どものケアガイド

お子さんがいる場合の子どものケアについてまとめたページ。

子どもの気持ちを知る絵本③ 『発達凸凹なボクの世界─感覚過敏を探検する─』

発達凸凹・感覚過敏をテーマとしたプルスアルハの絵本の紹介ページ

家族の対応いろいろ

病気や障がいの方がいるときの家族の対応例を紹介しているページ。

07 もっとくわしい情報を知りたいときの参考サイト&図書

おすすめ書籍

ウェブサイト

  • 発達障害情報・支援センター http://www.rehab.go.jp/ddis/
  • 一般社団法人 日本発達障害ネットワーク JDDnet http://jddnet.jp
  • 一般社団法人 日本自閉症協会 http://www.autism.or.jp
  • 特定非営利活動法人 日本自閉症スペクトラム学会 http://www.autistic-spectrum.jp
  • NPO法人 えじそんくらぶ http://www.e-club.jp
  • 親と子のためのADHD(注意欠陥・多動性障害)情報サイト http://adhd.co.jp/kodomo/(日本イーライリリー株式会社のサイトへ)
  • 大人のためのADHD(注意欠陥・多動性障害)情報サイト http://adhd.co.jp/otona/index.html(日本イーライリリー株式会社のサイトへ)
  • 特定非営利活動法人 全国LD親の会 http://www.jpald.net/whatld.html
  • 発達障害 アイデア支援ツールと楽々工夫log http://www.rakurakumom.com

 

子どもの気持ちを知る絵本3『発達凸凹なボクの世界─感覚過敏を探検する─』

プルスアルハの絵本。わかりにくいけれど生活に大きく影響する「感覚過敏」を取り上げた絵本。

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紹介ページ

感覚過敏編250

このページの担当

おがてぃ先生のイメージ

 

 

 おがてぃ(臨床心理士)

「Only is not Lonely」 僕の大好きな糸井重里さんの言葉です。発達障害者の方と話をする機会がありますが、みなさん様々な悩みを抱えています。同じ発達障害者同士でも共有することが難しい場合があり、強い「孤独」を感じていることが少なくありません。その辛さを真に理解することは僕にはできませんが、でも、それでも共有できる、支えあうことができる何かがあるのではないかと思っています。このページがその一助になることを願っています。

 

 

この教材は、平成28年度子どもゆめ基金(独立行政法人国立青少年教育振興機構)の助成金の交付を受けて、NPO法人ぷるすあるはが作成したものです
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