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高次脳機能障害[こうじのうきのうしょうがい]

子どもも大人もイラストで学ぶ病気や障がい

高次脳機能障害

「高次脳機能障害」は、病気や事故[じこ]で脳[のう]が大きくきずついて,脳がうまく働かなくなる障害です。変わってしまう部分があっても、その人であることには変わりはありません。

こうじのうきのうとは


 

ページにおこしいただきありがとうございます。
大人も子どももいっしょに見れて、基本的な知識を学べるページです。およそ小学校中学年~大人の人に向けです。もっとくわしい情報を知りたいときは、参考サイトがページの下の方にあります。(子どものみなさんは、わかりにくいことや、ぎもんに思ったことは、大人の人に聞きながら読んでください。)

作成者:ぷるすあるは+さいたま市障害者更生相談センター

更新日:2023年4月

高次脳機能障害

ページのエッセンスをA4×2枚のシートにまとめました。
PDFを開くことができます。

[PDF]高次脳機能障害(704KB)そのほかの素材はぷるす工房へ

高次脳機能障害ブック -STEP BY STEP-

さいたま市高次脳機能障害者支援センター制作のブックのPDFを公開しています。
症状と対応、支援の流れ、福祉介護サービスなどをまとめています。
※2022年度版は、2020年版,2021年度版(ステップ1,2)を統合したものです

[PDF]高次脳機能障害ブック(3MB)

 

01 どんなことが起きるの?(症状[しょうじょう]と経過[けいか])

脳が大きく傷[きず]つく病気や事故のあと、それまでできていたことができなくなります。原因は、脳卒中[のうそっちゅう]1)や脳外傷[のうがいしょう](頭の大ケガ)が多いです。

1)脳卒中:脳梗塞[のうこうそく](脳の血管がつまる)や脳出血、くも膜下出血

 

《症状の例》

  • さっき話したことも覚えていられない
  • 以前のように勉強や仕事に集中できない
  • 急におこったり、泣いたりする
  • すぐにつかれてしまう
  • 言われないと何もしない(ぼーっとしている)
  • 言葉がうまくでてこない
  • 近くにある物に、よくぶつかる
  • いきあたりばったりの行動になる など

《経過の例》

*体の治療[ちりょう]がおちついて、家での生活、仕事や学校での生活になってから、〝前できていたことができない″〝なんで!?″と、まわりの人に気づかれることが多いです。何年もたってからわかることもあります。

症状を伝えるカード・印刷用PDF

空欄に自分の症状や対応について書き込むこともできます

[PDF]高次脳機能障害の症状を伝えるカード白黒A6版(417KB) [PDF]カラーA5版(328KB)

症状を伝えるカード高次脳機能障害編一覧

症状を伝えるカード・スマホ提示用のページへ

02 みんなのきもちいろいろ

家族や本人は、事故や病気が起こったあと、いろいろな気持ちを体験します

*どんな気持ちも、大切な気持ちです。こういった過程を通って、落ちついた生活を送っている人がたくさんいます。

03 どんなふうによくなるの(治療)? 家族、本人にできることは?

経過といろいろなサポーター

その方にあわせたオーダーメイドの支援です。

04 障害がある人はどれくらいいるの?

『1000人に4人くらい』というデータ2)がありますが、実際[じっさい]にはもっと多いと言われています。若い人や、働きざかりの世代、子育て世代の人もたくさんいます。

2)東京都の調査(2008年)をもとに推計

05 子どもの安心のためにできることは?

家族の誰かが突然障害をおうことで、子どもたちの生活が大きく変わってしまうこともあります。 「前はうまく出来ていたことが何でできないの? 」「お父さん、どうしちゃったの?約束を破ったり、急に怒り出したり…。私が悪いことしたのかな…」「 お母さん、毎日忙しそうに病院に通っている。話しかけても上の空…。泣いていることもある」──何が起こっていて、これからどうなるのか。不安と混乱の中にいるかもしれない子どもたちの安心のために、次のようなことができます。

  •  子どもがこまっていることや心配していることについて、話をできる時間をもてるとよいと思います。いろいろな工夫をいっしょに考えます。
  • 例えば、子どもとの約束をわすれてしまい守れなかったときなど、子どものせいではないことを伝えます。
  • 日常[にちじょう]生活をサポートします。食事、生活リズム、身だしなみ、学校の準備、遊びなど。
  • 家族の安心のためにとりくんでいることを伝えます。[例:相談や家族会に行っていること、リハビリに通っていること]   など

06 よくある質問 Q&A

Q 認知症[にんちしょう]とはどうちがうの?

A 高次脳機能障害と認知症は、「覚えられない」「忘れやすい」など症状が似ています。大きなちがいは、その後、症状がどうなっていくかです。認知症の多くは症状が進んでいきますが、高次脳機能障害は良くなることはあっても悪くなることはないと言われています。

 

》高次脳機能障害Q&A

高次脳機能障害について、症状や経過、利用できるサービス、医療についてなど、よく尋ねられることQ&A集です。
さいたま市高次脳機能障害者支援センター発行『高次脳機能障害ブック ステップ1 —障害を知り、サポートを知ろうー』とともに公開しています。

07 関連ページ / コラム

関連コラム

》高次脳機能障害の情報を子どもたちに分かりやすく発信したい

》高次脳機能障害Q&A

高次脳機能障害について、症状や経過、利用できるサービス、医療についてなど、よく尋ねられることQ&A集です。
さいたま市高次脳機能障害者支援センター発行『高次脳機能障害ブック ステップ1 —障害を知り、サポートを知ろうー』のPDFとともに公開しています。

関連ページ

家族の対応いろいろ

病気や障がいの方がいるときの家族の対応例を紹介しているページ。

ゆるゆる子育て

障がいをかかえながらの子育てを応援しているページ。

親が精神障がいやこころの不調になったときの子どものケアガイド

お子さんがいる場合の子どものケアについてまとめたページ。

08 もっとくわしい情報を知りたいときの参考サイト&図書

ウェブサイト

》高次脳機能障害情報・支援センター(国立障害者リハビリテーションセンター)
》全国の相談窓口[高次脳機能障害支援拠点機関一覧(都道府県別)]
高次脳機能障害支援センター(千葉県千葉リハビリテーションセンター)

高次脳機能障害支援(埼玉県のウェブページ)
ページの中ほどに、とてもくわしい参考資料「高次脳機能障害の理解と支援のために-理解編-」「高次脳機能障害の理解と支援のために-社会資源・制度編-」がのっています

 

 図書

・『高次脳機能障害』 橋下圭司著、PHP新書
・『高次脳機能障害のリハビリが分かる本』(健康ライブラリーイラスト版)橋下圭司監修
・『高次脳機能障害と家族のケア』 渡邉修著、講談社+α文庫
・『日々コウジ中』 柴本礼、主婦の友社

・『壊れた脳と生きる』高次脳機能障害「名もなき苦しみ」の理解と支援,鈴木大介/鈴木匡子,ちくまフリマー新書,2021

 

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このページの担当

アルハとホット

 

 

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>高次脳機能障害を知っていますか?
リーフレットPFDなども掲載