「フレーフレーじぶん」
くふう や あんしんをみつけるページ

ページを見てくれてありがとう。
お父さんやお母さん、家族のだれかが、元気がなくなったり、こころの調子が悪いかもしれない…。そんな中で、いろいろな工夫[くふう]をしながら生活しているあなたが、少しでもきもちがラクになったり、心配ごとがへったり、安全にすごせるように、このページを作りました。
たんとう:そると、ゆか、ぷるすあるは
1 あなたへ

2 いろいろなくふう
次のようなくふうをしている人もいます。じぶんにあうものを見つけます。



(いんさつ用のハッピーカードがあります。A4の紙にいんさつして切りとると写真のカードになります。オレンジのボタンをクリックすると、いんさつ用のファイルがでてきます。大人の人がいんさつして、子どもさんと利用する場合に、お使いください)

どんなきもちもだいじょうぶ
きもちイロイロ(音に注意・1分40秒)
3 こまったときカード・安全地図をつくる
安全を守るためのアイテムです。
「こまったときカード」
こまったときに、れんらくする「電話番号」や「行き先」を書いておくカードを作っておきます。
例[れい]

電話でさいしょに言うことば『たすけてください!』『こまっています!』を練習[れんしゅう]しておきます。
行き先までの道順をしらべて行ってみておきます。
近所の交番に行ってしんぱいなことを話したり、おまわりさんと知り合いになっておくといいです。
「安全地図」
なにかこまったとき、家がたいへんなときに、『たすけて!』と行ける場所を見つけておきます。夜でも大人のいる場所を見つけておきます。
昼間のうちに、道順をしらべて、じっさいに行ってみます。お店などは、空いている時間もメモしておきます。
れい:スーパー朝の10時から夜の10時
大人の人といっしょに、下のような地図を作っておくと安心です。

4 きんきゅうのとき!すぐに助けがひつようなとき

火事[かじ]、大けが、人がまったくうごかない、いのちがあぶない、ぼうりょく、あばれている など
● 警察[けいさつ] 110番
● 消防[しょうぼう]119番 ←救急車[きゅうきゅうしゃ]・消防車[しょうぼうしゃ]
119番にかけると「火事ですか?救急ですか?」ときかれるので、どちらかを言います。
住所、電話番号、名前などをきかれます。きんきゅうのときカードを作っておき、見ながら電話します。
110番、119番、どっちにかけたらいいかわからなくなったら… どっちでもいいから、電話します。

お金をもっていなくても「こうしゅうでんわ」から、110番、119番に電話をかけることができます!

でんわきによって、ボタンの場所がちがうこともあります。家の近くのこうしゅうでんわを調べておきます。
警察[けいさつ]は、お父さんやお母さんを守るための対応[たいおう]をしてくれます。相談[そうだん]にものってくれます。お父さんやお母さんが、こころ病気[びょうき]で具合[ぐあい]がわるいときには、たいほされるわけではありません。
5 こんなときどうしよう?
(ごはん、学校の準備、家のこと)
Q ごはんがないときは?

大人はみんな料理ができるというわけではないです。
もともと苦手な人もいるし、具合がわるくて作れないこともあるし、いそがしくて作れないこともあります。いろんな、じじょうがあります。
ごはんの準備で、自分でできることがふえると、世界が広がります(できるはんいで)。
ごはんがあれば、おかずはなんとかなるので、ごはんのたき方をマスターできるとよいです。
すぐに食べられるものも、そろえておきます。

なにもしなくても食べられるもの
例[れい]:パン、バナナ、コーンフレークと牛乳
ひと手間で食べられるもの〜レンジで温める、お湯をわかす、など
例:レトルトのパスタやピラフ、カップめん、冷とうごはんとふりかけ(お茶づけ、卵かけごはん、納豆ほか)、アルファ米のおにぎり
おなべひとつでできるもの(ガスコンロをつかう)
例:ふくろ入りめん(野菜を入れたり、自分の好きな具を追加できる)
*
家以外でごはんを食べられるところをふやす方法、別の大人にピンチを伝えて大人の力を使う方法もあります。
ごはんもないし、家のなかに食べものもないし、お金もわたされていない…ことがつづくのは、きんきゅうじたいです。
保護者[ほごしゃ]が子どもに食事をあたえなくて、体重がへったり、体重がふえなかったり、健康や成長に影響[えいきょう]がでるような状態は、ネグレクト(育児放棄[いくじほうき])という虐待[ぎゃくたい]にあたります。
いっしょに考えてくれる大人の人へSOSを出します。
虐待の相談窓口は児童相談所にあります。
Q 学校の持ちものがそろわないときは?

学校の持ちものはとても多いです。持ちものがそろわないと、学校を休みたくなることも。
大人のサポートがないとしんどいけれど、じぶんでできることがふえると、少し気楽だったりします。
家がピンチなことを、大人に話してみる知恵[ちえ]もあります。
この人ならだいじょうぶかも、という大人に言ってみます。
- 「親の体調[たいちょう]がわるくて、たのみにくくて…」
- 「ちょっと家がバタバタしていてわすれてしまいました」
ぜんぶ話さなくてもだいじょうぶです。話せるとこまででokです。家のピンチをつたえられると、工夫と知恵がひろがるかもしれません。
Q こたえにくい宿題や行事は?
学校の授業や行事には、人によっては、しんどいものが山ほどあります。
例
- 夏休みなど、家族ででかけた日記をかく
- 生まれたことにありがとう、親へのかんしゃの手紙
- いのちの授業
- ダメ絶対[ぜったい]
- じぶんを大切に
- 将来[しょうらい]の夢[ゆめ]
- きらいな教科、発表や実技[じつぎ]、苦手な先生・・・
- ・・・・
しんどい授業をやりすごす知恵
日記や絵は、空想[くうそう]やあこがれを書いてもだいじょうぶです。しんどい授業やイベントは休むのもありです。
イヤ、しんどい、つらい… しんどいきもちがあっていいです。じぶんをせめないでいいです。
行事やイベントにだれもこないとき。だれもこなくてさびしい… 家の事情はいろいろです。みんな話さないだけで、ひとりじゃないです。
学校の先生方へのお願い(読んでほしいページです)

》小学生のころ、忘れ物を頭ごなしにしからない先生にホッとしてました(チアキの体験)
》家族にありがとうがしんどい子どもたちがいます(動画)
Q だれかに家のことをきかれたら?
言わないだけで、いろんな事情[じじょう]のある家は、実はたくさんあります。
友だちを家に呼べない…ということもあります。
家のことを、まわりの人にどこまで話すか、じぶんで決めていいです。
家のことをぜんぶ話さなくてもいい。全く話さなくてもいいです。
話したいときに、話したい人へ、話したいことを、話したいことばで。
話さないことは、友だちをうらぎることではないです。

Q (親のことが気になって)家を出られないときは?
むずかしいけれど…
「じぶんがいなきゃ」ってきもちになったときは黄色信号。ほんとにそう?
・・・親は親、子は子、とわけてみる考え方があります。
親を見守るのは、子どもの責任[せきにん]、役割[やくわり]ではないです。
子どもは、あそんだり、勉強したりする「子ども時間」が守られる権利[けんり]があります。
思い切って、学校に行ってみても、意外とだいじょうぶなこともあります。
大人の人へ
大人は、大人をたよる。
親の見守りや親のサポート役は、大人の責任です。

ページ案内
親が病気をかかえている中高生のみなさんへ
こころの病気/精神疾患[せいしんしっかん]って?、じぶんのからだやこころのこと、毎日の生活のこと…いろんな情報[じょうほう]、知恵と工夫のページです
》ページへ
6 そうだんできるところ
ページ案内
そうだん先のページ
近くの大人、電話そうだん、チャットそうだん、そうだんするときのヒント、やっぱりそうだんできないとき…などがのっています
このページにのっていないなやみも、そうだんできます
》ページへ
7 ほかのページと本のしょうかい
アイテム案内
『生きる冒険地図』(プルスアルハ著,学苑社)
イラストブックです。自分を守るアイテム、ごはん、学校生活、家族へのキモチ、危険[きけん]な大人をみわける、自分のココロや体調[たいちょう]のこと、SOSを出す、などのテーマをとりあげています。
》Web版のページ(このサイトで本を見られます)
図書館にリクエスト
図書館では読みたい本のリクエストを受け付けています。
リクエストした本を図書館が買ったり、近くの図書館から取りよせてくれたりします。
》精神疾患[せいしんしっかん]って?
精神疾患・こころの不調について、よくある質問に答えているページです。わかりにくいことや、ぎもんに思ったことは、大人の人にききながら読んでください。
このページの担当[たんとう]
そると(保健師*)・ゆか・ぷるすあるは

大切なあなたへ、自分の中の力を信じてね! さいごまで読んでくれてどうもありがとう。(そると)
*保健師[ほけんし]は、からだやこころの健康[けんこう]の相談[そうだん]にのる仕事をしている人です