2.お立場
支援者の方が多く、その内訳では、教育関係の方が多かったです(支援者のおよそ2/3)。
病気や障がいをかかえたご本人の方も多く、親の立場、子どもの立場、とつづきました。
職種では、公認心理師/臨床心理士、精神保健福祉士、養護教諭、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーの方が多かったです(複数回答あり)。
3.役に立ったり、関心をもったコンテンツ
1位
》小学生のみなさんへ
》中高生のみなさんへ
2位
》イラストで学ぶ病気や障がい
3位
》ゆるゆる子育て(親のみなさんへ)
4位
》ダウンロード(ぷるす工房)
5位
》プルスアルハの絵本やアイテム
上位4件は僅差でしたが、今年も昨年にひきつづき「小・中高生のみなさんへ」がトップでした。4人に3人は、このページをあげてくださっていました。
昨年の秋には、「ヤングケアラーのみなさんへ」のページを新設、『生きる冒険地図』ウェブ版を公開、とぷるすあるはとしても情報発信に力を入れているところです。
読んだことのある絵本の質問には、『ボクのせいかも…―お母さんがうつ病になったのー』(ゆまに書房)と『生きる冒険地図』(学苑社)が同数でトップ。生きる冒険地図はまだ出版から2年の本ですが、プルスアルハの代表作と言ってよいかもしれません(?)。
4.改善点や提案
選択項目では、初めてきた方向けのサイト案内と…
子ども向けページ、ダウンロード素材、病気や障がいのページの充実…と例年同じリクエストをいただいています。サイトに求められているテーマが伝わります。
ゆるっとこそだて応援ブックの発行もあってか、病気などをかかえている親の子育て情報の充実のコメントも複数ありました。
以下、自由記載、いただいた全ての声を紹介します。
・サイドバーで素早く情報に移動できるようにしてもらいたい。
・親が孤立せず子育てできるようにもっと子育てについて情報が欲しいです。
・提案ですが、発達障害の親向けの情報や、親の支援がとても少ないので、なにか情報があればいいなと思います。発達障がいの兄弟が我慢して辛くなる、親も周りに謝りっぱなしで辛い、周囲の理解は難しいなど、私自身、困っているので、発達障がいの子の周りのケアを出来たらと思っています。なにか情報がありましたら教えてください。
・学校との関わり方、理解ない担任と何年も付き合う時のアドバイス(子も親も) 。特性の伝え方の参考フォーム、年々記入出来る成長により良くなったまたは悪くなった等の提出用の一覧(毎年更新したり作り直したり、改善点を説明したり周りのお母さん達も苦戦しています)。映像は、病名を明かさない、お母さん病気になったシリーズ。知的障害のない自閉症でも見れるうつ病や統合失調症など病気の名前だけが独り歩きしていじめにつながりました。IQだけが高い特性を持つため。
・100%受け止めるだけのページがあっても良いかと。。。。
・精神保健福祉士協会で作った冊子も活用しているのですが、ちょっとごちゃごちゃしてしまって見づらくなってしまっているかなあと感じました。
5.サイトや絵本をみての感想・役立ったことなど
(ここには全ての掲載ができませんでしたが、いただいた声を全て読ませていただきました)
・有益な情報と、自分自身の分析に役立ちました。
・絵が可愛くてとっつきやすく、子供達も担任達もよく読んでくれる。管理職も、ぷるすあるはの活動実績を見て、使用を許可してくれる(デリケートな内容なので、文科省や都が作ったプリントでないと困る…と言う管理職もいる)
・ほけんだよりに掲載して、生徒や保護者に発信しました。呼吸法を発育測定時に保健指導で行い、2回したが2回目に覚えているか聞くと、すぐに思い出した生徒が多くすんなりできたので、生徒にすこしずつ定着されてきたようだった。コップのワークシートは、視覚的にわかりやすく、本人もまわりもどういう状況かわかりやすくて、活用しやすかった。
・イラストがかわいいです
・ぷるす工房の工作を仕事場で活用しています。使用用途がわからなくても、子どもたちは自然に楽しく使っています。
・ダウンロード資料のストレスコップなど、自分でスケーリングできる資料をきっかけに自己理解や他者理解が進みました。
・ダウンロードの素材の絵や文字の柔らかさによって、利用する際のある種の緊張感がやわらぎます。
・精神医療や福祉に関する情報がとてもくわしく、わかりやすくまとめられていて、参考にさせていただいています。
・支援する側としてコンテンツを利用しましたが、実際は支援される側としての自分に役に立ちました。押し付けではなく、「ゆるっと」感がとても良いです。
・イラストがいいです。
・プルスアルハさんのいいところさがしが大好きです。発達障害のまま中学校をすごして自尊心ぼろぼろになったり、二次障害になっている、一般就労をめざすような子どもたちを見守っていますが。やはり自分を信じて、労って、なでなでできるのは、一番は自分なんですよね。「誰か」がずっと、常にいてくれるわけではない。そんなポイズンな世の中。そこで大切になってくるのがセルフメンテかと。そこを上手に導いてくださるのがプルスアルハさんかと。大好きです。勝手に道徳で使いました。みんなのいいところさがしをして匿名で誰だか当てたりして、みんなから書いてもらったいいところを見た子どもたちの顔を見せてあげたい。
・自分一人でないと思えた。精神障害で子どもを保育園へ通わせるのも理にかなっていると納得できた。体調が悪くても自分を責めなくなった。PTA役員などを辞退することも悪いことでないと思えた。
・子供にわかりやすいかわいい資料がたくさんあったこと
・ダウンロードをして保健室での掲示物に活用して、とても効果があった。
・わかりやすくて見やすいサイトだと思います。
・まとめ方がとてもスマートだと感じました。頭の中がすっきり整理された感覚。
・簡素化された図や説明
・しんどくなったときに読み返しています。
・こういうケアや手段があるよと具体的な支援や方法を提示できたり、絵本やライフハックに日々に助けられています。
・ヤングケアラーという言葉を知って、社会の中には理解してくれる人がいるんだなと、子どもの頃の自分が喜ぶような気持ちでした。
・保健室登校などの子どもたちには、今日の気持ちいろいろな気持ちのチェックをやってもらっています。自分の気持ちを出して良いこと、そして、必ず気持ちが良い方向に変わってくる事が、優しいイラストでよくわかります。とても活用しています
・勤務先の学校で、保健室や支援学級にプルスアルハのダウンロード素材が何気なく置いてあるようになりました。
・受け取り側に合わせるとそのまま使えないこともありますが、間接的にお伝えする方法としてとても良いです。
・いつもわかりやすい情報に助けられています。ツールも現場で使いやすいし(イラストで不調を訴えられるやつは保健室にカードにして常備してもらっています)、親やあまり詳しくない教員に説明するときに情報を伝えています。
・とても分かりやすいうえに、イラストや言葉に柔らかさがあるので、相談場面でも使いやすいです。
・行政の情報発信でなく、当事者目線での発信であることがとても良かったです。教員向けの研修で伝えたり、こどもたちに伝えたり。私自身もお守りのようにグッズを持っていたりします。
・生徒たちに発信することで、自分で気づき、行動に移していくきっかけ作りになった。
・健全な子ども達の気持ちの理解や、子ども達や親御さん達に伝えるべき情報を得られました。
・専門でない人(担任、教育実習生)に読んでもらうことが多いですが、様々な事情で苦戦している子のイメージが一冊で即伝わるのでありがたいです。専門書や役所の文書は読んでもらえないが、絵本は皆すぐ読んでくれます。
・わかりやすい言葉で書いてあったので、読解力がそれほどない子にも理解できそうだと思いました
・虐待環境にある子どもに、自分の周りにバリアをイメージさせたり、公衆電話のかけかたを伝えるのにも使いました。
・人に聞きにくいことを書いてあると思います。
・いざというときに読めるお守りのように持っています。
・自分が子どもの頃にこんな絵本があったら良かった。
・ゆるっと子育て応援ブックよかったです。自分の中の固定観念がゆるっとなった気がします
・絵本は、わかりやすいと思います。
・子どもの目線で書いてありわかりやすくいこと。説明を端的にできるところ。
・サンプルではやはり分かりませんでした。学校に積極的に置いて欲しいです。
・本棚にあると安心します
・まだ、様々なメリットに繋げれていないです。
・生きる冒険地図を読んで、とても心が楽になったような気がします。中学生の時にこの本に出会っていたらもう少し楽に生活できたのかなって思いました。
・プレゼントしたいと思った。経済的にもっとそれが出来る自分になりたくなった
・手描きイラストやコメントの柔らかさと、必要な情報・知識のバランスがいいと思います
・実際に思春期の(夫は学校現場で、私は相談業務で)方に読んでいただくにはよく注意してみないとならないなと感じます。
・保護者に時々勧めることがある。あと、相談室に置いておいて子どもが見れるようにしたり、学校司書に働きかけて購入してもらって図書室に置いてもらったこともある。
・生きる冒険地図は、子どもたちと共有した際、子ども自身が興味を持って読んでいました。普段の生活の中では気付きにくいことに気付けたり、明日を生きる力になってくれたりしているように思います。
・周りの支援者にも紹介しました。
・誰もが手に取りやすいところに置くことで、相談室への来室のきっかけづくりになった。
6.自由記入欄
・病気の説明がわかりやすかったので、説明するときの個別資料として活用しやすい。絵本は購入して保健室に置きたいです。
・仕事内容に当てはまる掲載内容が多く、活用させていただいています。これからの活動も楽しみに、そして頼りにさせていただきます。いつもありがとうございます。
・コロナになった人が周りにできて身にしみる。
・ネットでこのような場所があるだけでほっとしてありがたいです。できればリアルで近所に駆け込み寺が欲しい。
・応援しています。
・無理せず。愛をありがとうございます。
・精神障がい者の子育ては波があるので病気と上手く付き合えたらなと思います
・コロナ禍が落ち着いたら、ちあきさんに講演会などをやっていただき、お話を聞く機会があればいいなと思います。
・ダウンロード資料を早速印刷して活用したいと思います。絵本もほしいです。
・もっともっと色々な専門家からの情報収集と情報発信をお願いしたいです。
・むずかしいと思いますが、絵本もダウンロードできればいいのですが・・・
・学校は実際冷ややかな塩対応です。心の支えがほとんどありません。母親が率先して勉強し理解し理解し難い苦悩をおぼえ、1人で頑張っているケースが多いと思います。時に折れます。サイトの拡充やアプリ、ダウンロード出来るものの支援策を希望しています!支援級の先生方は一生懸命です。通級の子供達はからかわれたりかよえなくなったりと、日々矛盾を感じます。学校側は非協力でヘルプマークのリーフレットやポスターも拒まれました。第三者の一声が必要に感じます。庁や施設に頼んで障害児の母である私一人がリーフレットだのなんだの限界がありました。いつか米国のような枠に囚われない支援の学校や国になって欲しいのが母として常に感じることです。
・精神疾患のある親向けコンテンツをぷるすあるはさん以外に知らないので、その存在が貴重です。あまり深刻にならず、やさしい内容がほっとします。
・疲れている時にこちらのサイトを見つけて、ホッとしました。
・体調に気をつけて、楽しい時間を創り出していくサポート、わたしも繋ぎます。
・私の母は躁の強い双極性障害で、父はDVで、なかなか大変でした。あのときこのサイトがあったら、外に助けを求められたかな、と思ったりします。助けて貰えなかった経験もショックな思い出ですが、大人になると、助けたくても助けられなかった人もしんどいのかなって思います。友人のパートナーがアルコール依存症だと打ち明けてくれたとき、ぷるすあるはさんのサイトや絵本を紹介しました。まだ、友人が病気を受け入れきれていない状況だったので、優しいこちらのサイトや絵本が役に立ちました。ありがとうございました。ぷるすあるはさんのサイトは誰とでも対等な感じが好きです。
・イラストもほっこり。内容もよくわかります。不安な親にも紹介しています。学校保健委員会や保健室前の掲示板などでも活用しています。
・何かとお世話になっています。生きる冒険地図は名著だと思ってます。
・支援者としても、家族としても、子ども情報ステーションサイトは参考にしています。ただ学べるだけでなく、気持ちがほっこりするイラストや言葉が好きです。いつもありがとうございます。
・いつもありがとうございます。以前は学会などでリアルにお会いできる機会があり楽しみでしたが、コロナ禍でそういった機会がないのがさみしいです‥
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本当に、またリアルでお会いできる機会があるといいな…と思いながら読みました。子どもに届くところでダウンロード素材を使っていますの声も多くありがたいです。みなさま、たくさんの声をありがとうございます。これからのサイト運営に役立ていきます。
ちょうど、このアンケートの集計をしている2021年10月に、サイトの開設からの訪問者(UU)が500万人をこえました。こつこつと、コンテンツを積み上げていきたいと思います。
長文お読みいただきありがとうございました。
たくさんの声をありがとうございました。
これからのサイト運営に役立ていきます。
長文お読みいただきありがとうございました。
これまでのアンケート結果と声のページ
》アンケート2016(part.1ウェブサイト)
》アンケート2016(part.2 絵本)
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