スケさんの「つぶやき」紹介

「ギャンブル依存症」のページ担当、スケさんが、毎月1回くらいのペースでつぶやきを紹介するコーナーです。
つぶやきって?と思った方は、まずこちらのコラムをごらんください。

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ギャンブル依存症の回復・自助グループのいろは
…それが当事者の集まりでもある自助グループだと思います。どのようなものか、お伝えできればと思います。
つぶやき1
「論理的なことで、分かった気になるな」の紹介があります。

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2 同じ話を言い統ける仲間は 

また同じ話をしていると呆[あき]れてしまうことがあるが、その仲間にとってその話は、言い尽[つ]くしていないことであり、ニュアンスやちょっとしたちがいを感じることが必要である。
その話を言い尽くした後に必ず次へ進むのである。言い尽くせない間は先へ進めない。だから、じっと真剣に聞いてみよう。自分の状態にもよるがちがって聞こえる場合がよくある。
その時たくさんの気づきをもらえる。

3 本当の話をしないと本当の話は聞けない

よく仲間の話が信じられないと言うメンバーがいるが、自分が本当の話をしないと、仲間も本当の話をしていると思えなくなる。自分の本当の話をし続けると、なぜか仲間が本当の話をしているかどうか感じられるようになる。なぜなら、本当の話からだけ気づきが得られるのである。気づきが得られた話は本当の話だと判断してよいと思う。その気づきは自分の中にあるものであったり、それまで考えもしなかったものであることが多い。自分が本当の話をしていない時期は、その気づきに反応できない。つまり、回復してはいかない。私たちは感情のコントロールができない病気にかかっているのだから、その気づきが見つけられなくては回復していくことはできない。自分が本当の話をし続ければ、たくさんの気づきを得られて回復していく。また、本当の話をする仲間も増えてくる。本当の話をする仲間が多いミーティングでは、回復していく仲間が増えてくる。

(ミーティングではうそを言う必要もなく、世間体を気にすることなく、安心できる環境です。皆がミーティングのルールを守っているからこそある空間。そんな中で素直な気持ちを分かち合うことは最初のメンバーにとっては難しいことだと思います。
自分のことを認め始めると、素直な行動を取れるようになり、そして正直になる。是非ミーティングに参加し、この体験を持ってほしいと思うところです。すけ)