2017年《子どものきもち絵本原画展part.3》でライブダンボール工作を行なった頃から、チアキの立体作品にダンボールの家が登場するようになりました。
その後、2019年に刊行した『生きる冒険地図』(学苑社)の主人公、MIRUとIRUの住む街/どこにでもある街、というコンセプトの作品につながっていきます。
チアキ曰く…
「最初は小さい家を作って並べようと思っていたけれど、『くっつけたらおもしろいんちゃうか!』と思って、くっつけているうちに、楽しくなって、どんどんどんどん増殖[ぞうしょく]した」とのこと。
ということで…
ダンボールの家・街を私も作ってみよう!というコラムです。
材料と道具
・要らなくなったダンボール
・カッターとカッティングマット
(はさみでもいいけど、ダンボールの切り口の模様が楽しいので、はさみで切るときにつぶれてしまうと残念)
・接着に使うものなにか:木工用ボンド、グルーガン、セロテープ・ガムテープなど
(チアキは普段はグルーガンで作ってます)
アレンジ用
・絵の具やペンやシールなど(なくてもいい)
チアキの家の基本パーツ
1 色をぬったダンボールを棒状に切って、5辺できるように、切れ目を入れる(1辺はのりしろ分)
2 上の層に四角の切れ目を入れて、むしって、窓をつくる
3 四角く折ってくっつける
4 屋根を作ってくっつける 〜完成
屋根もちょっとむしったダンボールをつけてます。
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2個目の家は窓に少し変化をつけて作ってみました。
2個並べると…それっぽくなりましたよ。
「ダンボールを切る前に、絵の具で色をつけておくとテンションがあがります、ムラが味になるので、大胆にぬってok」(チアキ)
ダンボールには、縦[たて]と横[よこ]の目があります。切る方向によって、切れ目の模様がかわるので、いろいろ実験してみてください。
街づくりでは、同じパターンの家をたくさん作ってもいいし、いろいろ試してしてみてもokです。
2枚目の写真に戻ってみて…チアキがどんなパーツを作っているか、アレンジをしているか、じっくり観察してみるのもいいです。
チアキのアレンジパターンをいくつか紹介します。
ぐるぐる巻いた窓、ヤシの木のような屋根、丸いお家にとんがり帽子の屋根
ダンボールの片面に、水をたっぷりふくませて5分くらいおくと、べりっとはがせます。楽しい質感になります。
おまけ
三角の打ちっぱなしの家、色ガムテープでしましま模様、等高線の屋根
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そして…
いろいろ作って、パーツをくっつけて街にします。全部をくっつけなくて並べてもokです。
このコラムにあわせて小さな街を作ってみました。
子どもも大人もぜひ自由に作ってみてください。
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今年の週末の工作室では「ダンボールの街」をつくります。
色つきのダンボール、切り出しまで終わって、あとはデコって組み立てるだけの素材も準備していますので、気軽に参加できます。
作った家はその場に飾っていってもいいし、持ち帰ってもいいです。素材も持ち帰り自由です。
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