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コミュニケーションにおいて「目を合わせる必要があるのか?」

コミュニケーションにおいて「目を合わせる必要があるのか?」
2017年5月25日 pulusu

おがてぃです。今回から「勝手にコミュニケーション講座」と題して、今までの傾聴スキルから少し幅を広げて、人とのコミュニケーションにまつわるスキルや意味合いについて、いろいろと紹介していこうと思います。普段仕事やボランティアで人と関わる人や、人と関わるのがちょっと苦手…という方に役立つ情報をお伝えできればと思っていますので、よろしくお願いします。

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さて、傾聴コラムから数えて5回目、「勝手にコミュニケーション講座」になってから1回目の今回のテーマは「目を合わせる必要があるのか?」です。かつて自分もよく悩んだ目線、視線の使い方について考えてみたいと思います。

 

私たちはいつから人の目線や視線を意識するようになるのでしょうか?
発達心理学的には乳幼児の頃から、社会性の発達に伴って「アイコンタクト」と呼ばれる非言語的なコミュニケーションをとっています。「こうしなさい」と改めて習うのは、受験や就職活動の面接の時なのではないかなと思っています。

 

面接対策の書籍などを読むと「目はあまり合わせ過ぎずに相手の胸元や顎、鼻の頭を見るように…」などと書かれていることがあります。つまり、目は合わせなくてもいいけど、相手の方は向いておきましょうという指示です。
なぜ目をしっかり合わせましょうという指示ではないのでしょうか?

 

おそらく、相手のことを見つめ過ぎると相手に威圧感を与えてしまうことや、自分の方が萎縮してしまうことがあるので、ずっと目線を合わせることは避けましょうという意味なのだと思います。

また、相手から顔を背けると相手の話を聞いていないとか、相手を拒絶しているという印象を与えてしまうので、目以外のところを見て、「あなたに意識を向けていますよ」という非言語的なメッセージを送るという意味合いもあるのだと思います。

 

目はたまに合うくらいでok

 

「目を合わせる」というコミュニケーションは、かなりインパクトの強いコミュニケーションであることがわかります。目がよく合う人には、自分に好意があるという印象を持ちやすいという話もあります。目の動きでどんなことを考えているのかわかるという…本当かどうかちょっとわからないけど、そう主張する考え方もあります。

 

また、面白い例を挙げると、一度目を合わせてから、別のところを向くとだいたい相手も同じ方向を見ようとする現象があります。これはチンパンジーなどでも見られる現象です。集団生活を送る上では、仲間が何に注目しているかを知ることはかなり重要なことなので、集団生活を送る動物ならではの反応ではないかと言われています。

 

そのようなことから「目の動き」は相手の注意を引きやすく、また気にしやすいポイントとなります。あまりキョロキョロしていたり、相手を全く見なかったりすると、相手に「自分と意思疎通するつもりがない」「自分に興味がない」と受け取られるし、逆に相手のことをジロジロと見るのも、こちらが警戒していることが伝わったり、相手が緊張して余計なトレスがかかります。
就職活動の面接や仕事の商談といった場面以外では、目を合わせるのは相手が話をしている間、あるいは自分が話しかけている間くらいで十分です。

 

鼻やアゴなど一点集中、ときどきそらす、でもok

 

時々人の顔を見ているのが辛いという人がいます。相手の表情の変化などが嫌だったり、怖かったりするためです。発達障害の方だと表情の変化は情報量が多すぎて頭の中で処理できないといったこともあるそうです。
そういった人の場合は、顔全体を見るのではなく、鼻やアゴといった一点に集中してみていると、表情の変化を気にしなくてすむので、少し楽に相手を見ることができます。
ただ、その場合にも、一点をずっと凝視するのではなく、時々別の箇所を見たり、目線を外しながら、微笑むように見ていると相手の印象が良くなると思います。

 

まとめ

相手がしゃべっている時に目を見て、しゃべってない時や別のことをしている時は見なくてもよい。
就職活動の面接や仕事の商談などは、鼻やアゴ、顔全体をぼんやりと見るようにして、相手が話してない時は時々目を離す。

 

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いかがだったでしょうか?ちなみに「目線」という言葉は今は日常用語ですが、もともと演劇やTVなどの言葉で、基本的には「視線」と意味は一緒になります。
こんな感じで今後はコミュニケーションに関する話をつらつらと書いていきたいと思います。何か取り上げてもらいたいテーマなどがあったら教えてください。よろしくお願いします。

》心理士おがてぃの勝手にコミュニケーション講座(目次へ)

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