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傾聴では双方向の「非言語コミュニケーション」を意識します

傾聴では双方向の「非言語コミュニケーション」を意識します
2017年2月13日 pulusu

おがてぃです。この冬は体調を崩し、回復するのにしばらく時間がかかりました…年を重ねるごとに免疫力は上がっているのですが、回復力は下がっている気がして、なんだかすっきりしない感じです。もっと体力をつけなければ…と思う今日この頃です。

 

今回も傾聴スキルについての話になります。第3弾。
テーマは「非言語のコミュニケーション」についてです。

第1,2弾はこちら↓
》1.傾聴のイメージは8対2─8割は相手の話をききます

》2「会話を繰り返す」ことが傾聴するときに大切な3つの理由

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そもそもコミュニケーションにおいて、非言語、つまり言葉でない部分のコミュニケーションはかなりインパクトが強いのですが、そのことについてきちんと語られる機会が少ないように思います。
みなさんの中でも、メールやLINEだと文章のニュアンスがわからなくて、相手のやりとりがズレたりした経験がありませんか?
直接的に対面して話している時には、非言語でのやりとりも考慮して言葉を理解します。しかし、メールなどだと、その部分の情報がないために、判断が難しくてズレが生じるのです。

 

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非言語の中で一番重要となってくるのが「顔」の部分になります。

表情による喜怒哀楽の判断や、目線によって相手に興味・関心を持っているかどうかを感じたりします。
『営業スマイル』と呼ばれるように、仕事中ずっと笑顔を続ける人もいますが、実際にはそれが不自然だと感じる人もいます。対人援助をしていく際には支援者が自然な笑顔ができるかということが、大事なポイントのひとつになったりします。

また、話を聴いて相手の感情を読み取る際には、「表情の変化」に着目するということが大切です。どんな話の際には笑顔でいて、どんな話の際には表情がくもりがちなのかをきちんと見ておかないと、相手がどんなことを想って話をしているのか理解できなくなります。

 

声の抑揚やイントネーション、強弱、沈黙による間などによっても、相手に与える印象は異なります。

「非言語」というと言葉に関わる部分は関係ないように思われますが、実際には声の抑揚やイントネーションなどにもよります。
例えば相談に来た人が「私ってバカなんですよね…」と言った場合、それが冗談なのか本気なのか、自嘲[じちょう]なのかを見きわめるためには、文脈もさることながら、その時の言い方なども判断材料になります。

 

成人期の発達障害者の支援をしていた際には、ここを説明するのが非常に大変でした。
イントネーションのちがいを説明して、さらに、「そもそも話をしているその人とは、普段から冗談を言い合うような間柄なのか?」など、いろいろ検討した記憶があります。
逆に、自分が怒っていることや喜んでいることを相手に伝えるために、表情の作り方を一緒に練習したりもしました。

 

発達障害の人に限らず、相手の表情の読み取りができていても、自分の表情や非言語的なコミュニケーションを適切に使えていない人がけっこういます。怒ってないのに怒っているかのように受け取られたり、喜んでいるのにそういう風に受け取られない人がいたりします。

 

話を聴く際には、自分が今どういう気持ちで話を聴いているかを伝えることも大切。

つまり…(聴き手が)自分の表情や非言語的なコミュニケーションを適切に使えるかも、結構重要だったりします。

 

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今回は「非言語的コミュニケーション」の総論的な話になりました。今後ニーズがあれば各論みたいなところも説明できればなぁと思います。

 

》心理士おがてぃのコラム一覧

 

きくことについての、おがてぃオススメ本。ちょっと古いですが、内容がしっかりしていて読みやすいです。