ウェブ上で回答者を募ったアンケート(5/24〜7/10、n=111)の声を
》「子ども情報ステーションのご利用アンケート」の結果と声を紹介します
にまとめました。本コラムはその続編です。そこで掲載しきれなかった「絵本」についての声をご紹介します!
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・精神疾患のある親のもとで育って、「変だと思うけど他の人に言えない、確かめることができない」と思ってきたことが、絵とストーリーで説明されていて、こんなに共感できるものがあるのかと、衝撃を受けました。
・息子や私たち、まわりに当てはめて、共感できたこと
・自分の感情を思い出しました。自分と同じ立場、苦しみが分かち合える人がいるのだと知った
・家族(親)の精神疾患で困っている子どもの支援について、周囲に積極的に訴えるようになった。訴えかけやすくなった。
・子どもと一緒に読むことで、子どもの感じている事がより理解しやすくなった
・子どもに説明しやすくなった。
・絵が可愛いな。こんなにうまく行くかな。こんなふうに味方になってくれる大人がいる子は少ないと思う。子供が自分のせいじゃないと思えるといいな。
・うつ病で苦しむのは自分だけではなく、子どもにも同じような辛い思いをさせてしまった事に気づきました。
・周りの大人が助けてくれなかった人間にとっては辛かったが、これから子ども達や親や支援者への精神保健のツールになればと思います。
・サポートする人の大切さが良くわかりました。逆にもしいない場合は、どうしたら良いのだろうと社会の受け皿、仕組みの在り方を考えてしまいました。
・親として知らず知らずに配慮していた事を他者に伝えなければいけない時に客観的に分析する手段になりました。子供と一緒に読む事で親が気づいていなかった事にも不快な思いをしている事が分かりました。通級指導の先生にも読んでもらっています。
・発達障害の息子(小2)が、自分自身を理解するのに役立っています。時々寝る前に読んで欲しがります。母親である私も、子どもの気持ちを理解するのにとても役立ちました。給食を減らしてもらうこと、イヤーマフをして登校すること等、「自分だけじゃない」と思えるようで、自信をもって行えるようになりました。絵も象徴的で、タクくんの表情がとても良いので、他の自己理解本とは違い「絵本」として楽しめるのが素晴らしいと思います。2歳の妹も「せかい」とこの絵本を呼んでいて、一緒に楽しんでいます。
・本を読む前は、今の苦しくて辛い状況を何とかかえなきゃいけないと思っていたが、読んだ後はこの状況を無理に変えなくてもいいのだと思えた。
・自分の子どもに読ませることができるかといえば、まだ肯定的になれません。精神疾患のことを何も知らない大人たちが手に取るには、はじめの一歩として有効ではないかと思います。(パートナーへのメッセージのページで)「ひとりで抱え込まない(家族会に参加するなど)」という部分はとても大切だと思います。一方、子どもが小さいと子どもを連れて参加するわけにもいかず、孤立している人たちがたくさんいます。そういった生きづらさにも焦点を当てて、コンテンツを増やしていっていただけることを期待しています。
・絵が可愛くて良かったです
・発達障がいのことがわかりやすかったです
・まず絵がかわいいです。それと、わかりやすい文章です。教員もしているので、学生に紹介しています。
・大学生の授業で読みきかせに最適です。教職の授業で。
・精神障害をもつ子どもへのケアについて考えるきっかけになったこと。それを広めていこうとしている人がいること。絵本という伝え方があるんだということ。
・胸打つ言葉、絵がたくさんあります。メッセージが届きます。
・とても分かりやすくまとめられていて、デイケアで誰でも読めるように、置いています。
・とにかく胸を打たれましたし、一人でも多くの子どもたちに、込められた想いが届いてほしいと願っております。
・子どもに説明する時に使う言葉を知ることができた。
アンケートへのご協力ありがとうございました!
サイトへの改善点などのご意見は、前述のウェブアンケートのコラムに記載しています。いただいた声を参考にさせていただき、今後の制作活動へ生かしていきます。
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家族のこころの病気を子どもに伝える絵本
①うつ病編 ②③統合失調症 前後編 ④アルコール依存症編
子どもの気持ちを知る絵本
①不登校編 ②家庭内不和編 ③発達凸凹・感覚過敏編