
被害者支援都民センター発行 / プルスアルハ制作協力 / 2015年3月発行
* あらすじ *
主人公マナの妹のさくが突然亡くなりました。
深い悲しみにくれる家族の中で、マナは、混乱、孤独感、自責感や怒り、こわさ…など、さまざまな気持ちを抱いています。誰も来なかった運動会で、マナに声をかけてくれたのは先生でした。マナの悲しみに想いをよせた両親は、マナに大切な気持ちを伝えます。そしてさくのアルバムを開いて、また少しずつ話をするようになります。悲しみは悲しみとして心にとどめながら、マナと家族は、一歩一歩あゆみ続けます。


* * *
いただいた構想をもとに、チアキが前半の絵本部分を描きました。後半は、絵本のシーンにてらし合わせた解説がつづきます。
・声かけの例
・子どものこころのさまざまな表現
・子どもへのかかわりのポイント
・(一般的な)大切な人を亡くしたときに起きやすい反応 は表に。
子どもや家族のいろいろな思い、きもちは、『マナのきもちイロイロ』『みんなのきもちいろいろ』の中にこめました。亡くなった原因は特定していませんので、幅広く活用できます。
48ページ、サイズ20cm×20cmのソフトカバーの絵本です

必要とされている方、子どもの支援にお使いいただける方、相談室などにおいてくださる方へお届けできたらと思います。
申し込み方法
公益社団法人被害者支援都民センターへ、320円切手を貼ったA4返信封筒をお送りください。
絵本は無料で配布します。寄付の用紙を同封しますのでお気持ちをいただければ幸いです。
申込先
公益社団法人被害者支援都民センター
〒102-0075 東京都千代田区三番町1-5 石油健保ビル 2階
「絵本希望」と表にお書きそえください
》被害者支援都民センターHP
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(マナの表情やシーンの描写は、シンプルに、わかりやすく、を意識しました。本の素材や装丁も丁寧に選びました。繊細なテーマの絵本制作に携わる機会をいただき、センターのみなさんといっしょに1冊の本を作る過程の中からも、多くの学びや気づきがありました。この本が少しでもお役に立てれば幸いです。プルスアルハ)
関連ページ
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