説教せずに声をかける
「最近どう?」
など無視せずにときどき声をかける。
薬の話はしなくてよいです。
*やらない方がよいこと[NG対応]:責める 詰問する 白状させる (もうやらないと)約束させる 犯罪者扱いする ○○(例:父親)としての自覚をもって 恥や 自分でなんとかしようとする・・・
*本人も、どうしよう、マズいな・・・とうすうす思っていることが多いです。ちょっとしたことで「責められている」という感覚を持ちます(実際に、いろいろな場面で責められていることも多い)。「友達のことを巻き込みたくない」とも思っています。
相談できるところがあることを情報として伝える
薬物について話題にするとしたら、「最近こんなふうに聞いたけど・・・・だいじょうぶ?」「最近やせて顔色悪いけど心配・・・」などと心配していることを伝えます。
「使ってない」「心配いらない」という返事に対しては、「困ったことがあったら言って」と。
上記NG対応は同じです。
「やめようと思ってもやめられない依存症っていう病気があるらしい。そうじゃないかって心配してた」「あてはまるなって思ったら、相談できる場所に相談してみたら」と情報提供をします。
もしも、相談についてきて欲しいと言われたら、可能であれば付き添います。
薬物使用を誘われたり、身の危険を感じたら、迷わず離れる
かわりに預かることは絶対にしません。(所持でその人が捕まるリスクがある。あとで、預かったことを責められたり、使ったのではと疑われたり、トラブルの元になる。)
*心配な状況について
・精神症状が心配(興奮している、意味のわからないことを言ってる、すごくおびえているなど)
→友人自身が、最寄りの保健所(精神保健担当)や精神保健福祉センターへ相談する
・身体症状が心配(すごく痩せている)→内科の受診をすすめることもひとつ
(・命の危険があるような犯罪に巻き込まれている可能性がある場合→警察へ)
友人自身が相談できるところ
友達自身がダルクなどに相談する選択もあります。行くのはハードルが高いので、まずは電話でもOK。ひとりでかかえないで。
本人が相談機関につながることは現実的にはなかなか難しい場合も多いです。どうにもならないこともあるので、自分を責めないでください。
相談先
- ダルク:薬物依存症のリハビリテーション施設
》全国のダルク(日本ダルクのページ)
- 精神保健福祉センター:こころの健康について 専門的な相談ができる公的機関。各都道府県・政令指定都市ごとに1か所(東京都は 3 か所)
》全国の精神保健福祉センター一覧(全国精神保健福祉センター長会のページへ)
- 保健所:[精神保健担当]でこころの健康についての専門的な相談ができます
》全国の保健所一覧 (全国保健所長会のページより)
- 専門医療機関(本人が受診する場合)
薬物依存症の診療を行っている医療機関の情報は、上記、精神保健福祉センターや保健所へ尋ねます
》ご家族の薬物問題でお困りの方へ(厚生労働省のリーフレット):最後のページに相談先、家族会の一覧があります。薬物依存症についての説明、家族の対応について、Q&Aなどの詳しい冊子です。