薬物が止まらない・・・どうしよう、と悩んでいる子どもたちが、ますます相談しにくくなってしまう。
小学生の大麻使用のニュースが広がるのを見て、薬物が止まらない、、、どうしようと悩んでいる子どもたちが、ますます相談しにくくなってしまうと、とても心配になりました。
話せない、話をしたら大事になるのを恐れて、子どもだけで抱え込んでしまうのではないでしょうか、、、
「話をしてくれてありがとう」のひとことを。
子どもが話しにくいことを打ち明けてくれたときには、驚いても、まずは、
責めることから始まれば、子どもの心は閉じてしまいます。この子の問題・・・なんでそういう行動を起こしたのかな・・・。どんな行動にもその子の理由が必ずあります(言葉にできないこともあるけれど)。目の前の子どもの行動の背景に目を向けて、解決策を一緒に考えなければ、責められた叱られたことだけが記憶に残ります。この先、困ったことや悩んだことがあっても誰にも言えなくなります。そのまま生きづらさを抱えることになってしましいます。
よく話してくれたねを伝えることは、薬物に限らず、例えば、万引き、自傷、虐待、いじめ、性被害・・・どんなことにもあてはまると思います。次に困った事が起きたときに、相談したり解決していく力になります。
薬物の問題は相談できる場所があります。
本人、家族、
大人でも相談するのは難しいこと、
「ヤバイと思ったらその場から逃げる」ことを教える。
若者の薬物は、知らない人ではなく、彼氏や彼女、
身近な人からなので、キッパリ断るのは、とてもハードルが高いです。薬物を誘われそうになったら、物理的な距離をとる。
薬物はイヤ!
自分を守るウソはついても大丈夫。
なんかヤバイぞって感じたら、その場を立ち去るのがベストです。
「塾があるから」「今日は出かける約束がある」「病院にいく、、、」。頭が真っ白なときは走って逃げる。
大人の人は、薬物の怖さだけでなく、実際の断り方、相談できる場所があることも、あわせて教えてください。
- 全国のダルクへのリンク(JCCAのページ内) ダルク(DARC):薬物依存症のリハビリテーション施設
- 全国の精神保健福祉センターへのリンク(全国精神保健福祉センター長会のページ内)
- 依存症回復者によるQ&A(ASK(アルコール薬物問題全国市民協会)が運営し、薬物依存症回復者がボランティアで質問に答えているページ。)
- ドラッグOKトーク:ドラッグで困ったときの情報など『モットーは「警察に通報しない」「やめろといわない」「お説教しない」どんなことでもOK!』(NPO法人アパリ(アジア太平洋地域アディクション研究所)のプロジェクト「ヘルス&ハームリダクション*東京」が提供)
*ハームリダクション:ドラッグの使用による、本人、周囲の人々、社会に対するさまざまなダメージを軽くするための、より現実的で実用的なプログラム、政策や考え方。例えば「注射器を消毒する」という情報提供など。