埼玉県立大学の養護教諭養成のひとこま。
毎年お声かけいただき、学校精神保健の話をしています。
基礎知識、動画上映「家族にありがとうがしんどい子どもたちがいます」と絵本「お母さんがうつ病になったの…」の朗読にあわせて、今年は初めて
『こころとからだ コンディションカード』(合同出版,2022)
を使ったグループワークをしてみました。
①グループ毎に、ひとつのカテゴリーのカードを並べて、そこからひとり1枚選んでなにかコメントする
順番にひとまわり
今回は表向きでやりました、裏向きに並べてそこから選ぶのでも同じワークができます
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②26枚目以降のカードを作ってみよう
なるべくたくさん挙げます(発表して全体でシェア)
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③フリートーク
やってみてどうでしたか?
保健室で子どもと使うならどんなふうに使いますか?など(シェア)
グループの数は6つ。カードは2セット持っていって、各カテゴリー(きもち・からだ・脳とこころ)が2グループずつです。
どのグループも、話が途切れることはなく、まあまあ盛り上がっていました。
①ひとまわりで終わらずにカードがなくなるまでやっている班があったり②の追加のカードもいくらでも出てくるかんじでした。
こんな声がありました。
・「ふつう」を説明するのが一番難しかった
・「脳とこころ」のカードは、その前に、「きもち」とか「からだ」とか、こっちからやった方が話題にしやすそう
・子どもたちは「困ってる」のカードは選べなさそう…
・カードがあることで話やすくなりそう、教員と共有しやすい etc
「脳とこころ」は不調系のカードばかりが並びますが、追加のカードは好調なのをいっぱい挙げているグループがありました。
その場に置いて委ねるだけでも、自然発生的な使い方がでてきたり、遊びのあるカードだなと改めて思いました。
そのあと、「きぼう」カードも使ってもう少し深めようと思っていたのですが、ちょっと時間が足りず…。セルフケアの話も時間が足りず…。また機会があればと思います。
講義全体を通して、現場にでたときに、そういえばそんな物語があったな、あっこに情報があったななんて、どこか頭の片隅に残ってたらいいなと思いつつ、お話してきました。
参加してくださったみなさん、いつも声をかけてくださるU先生、ありがとうございました。
新発売のカードの一覧シート
こちらもあわせて紹介、場面にあわせて使い分けください