「権利から始まるリソースマップ」について

シート(7種類)のダウンロードはこちらから

「権利から始まるリソースマップ」は、病気や障がいをかかえながら子育てしている親、その子どもが、使えるかもしれない制度、人や場所について、「権利・望み」という視点からまとめたシートです。
親御さん、お子さんと一緒に見られて、チェックをできます。

制作:チームクリフ(精神障がいのある親と暮らす子どもへの支援モデルの開発研究会)
2024年10月更新

リソースマップのラインナップ

2024年10月現在、7種のシートを公開しています。
場面にあわせてお使いください。

シートの右上に1-7の番号がふってあります(画像は右下にありますが、PDFは右上です)。

タイトルで色分けしています。
緑:子ども向け
桃:親向け
青:支援者向け

「親の精神疾患」版

[1] 子ども編
[2] 親編
[3] 精神科主治医編

「親の病気や障がい」版

[4] 子ども編
[5] 親編
[6] 支援者編

「家族の病気や障がい」版

[7] 子ども編
親に限らず、きょうだいや祖父母などが病気をかかえているときにも使えます

「権利からはじまるリソースマップ」をつくったきっかけ

2022年度末、自治体のみなさまを対象に「精神疾患のある親と暮らす児童・思春期の子どもと親に対する支援体制整備状況に関するアンケート調査」を実施しました。多くのご担当者が、子どもの権利が十分に守られていない現状への課題意識をお持ちである一方、支援体制の整備にはさまざまな困難を感じておられることも明らかになりました。

その後、こども基本法の成立など、権利を基盤とした支援づくりが進むなか、現場では、子どもの権利を具体的な支援につなげる方法に悩まれている方が多いと感じています。
そうした背景をふまえ、私たちは「権利から始まるリソースマップ」を作成しました。困っていることを言える人だけが支援にたどり着くのではなく、誰もが「助けて」と言いやすくなることを目指したツールです。

「権利」という言葉は、時にわがままと誤解されがちですが、どのような境遇や家庭環境であっても、差別されることなく、社会的に排除されることなく、自分らしく生き、望みを持つ権利は、誰にでも認められたこの国の基本的なルールです。そのため、「わがままではないですよ、望みを言っていいんですよ」というメッセージを冒頭にお伝えし、そのうえで「その望みを支える仕組みが社会にはあります」と一覧できる形でまとめました。
当初は、精神疾患のある親と暮らす子どもを対象に作成しましたが、公開後、さまざまな背景の方にも活用できるとのご意見をいただき、いくつかのバリエーションを作成しています。

ぜひご活用ください。
また、使いづらさや改善点、ご意見など、お気づきの点をお寄せいただけますと幸いです。

チームクリフ(研究代表 長沼葉月)

※小野美樹さん(東京医科大学 精神医学分野)に作成に協力いただきました。ありがとうございます。

ラインナップ

[1,2,3]「親の精神疾患」版

[4,5,6]「親の病気や障がい」版

 [7]「(親にかぎらず)家族の病気や障がい」版

ページ案内

くらしを支えるいろいろな仕組み
「リソースマップ」に対応した制度やサービスの紹介ページです
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リンク

》チームクリフ(精神障がいのある親と暮らす子どもへの支援モデルの開発研究会)