「権利から始まるリソースマップ」について

「権利から始まるリソースマップ」は、病気や障がいをかかえた親・いっしょにくらす子どもの望みを支える社会の仕組みを一覧化したツールです。
親ごさん、お子さんといっしょに見られて、チェックをつけながら、話ができます。
もともとは精神疾患のある親と暮らす子ども向けに作成しましたが、現在は幅広い方に使えるように、7種類のバリエーションを用意しています。

制作:チームクリフ(精神障がいのある親と暮らす子どもへの支援モデルの開発研究会)
2026年2月更新

1 PDFダウンロード(シート7種・カード2種)

2 7種類のシートの説明

タイトルで色分けをしています。
緑が子ども向け、ピンクが親向け、青が支援者向けです。
子ども向けの3種類は、タイトルがちがいますが、記載されている内容は同じものです。親向けの2種類も同様です。
対象の方や使うシーンにあわせて、選択できます。
右上に番号がふってあります。

シート

「親の精神疾患」
[1] 子ども編
[2] 親編
[3] 精神科主治医編

「親の病気や障がい」
[4] 子ども編
[5] 親編
[6] 支援者編

「家族の病気や障がい」
[7] 子ども編
親に限らず、きょうだいや祖父母などが病気をかかえているときにも使えます

カード

子ども向けはシート[7]を、親向けはシート[5]を、カードにしたものです。
両面印刷して、切り取って、カードの形で使います。のっている情報はシートと同じです。「使えるかもしれない社会資源」の情報が、カードのウラ面に入っています。

3 使い方

子ども向け・親向けシート

  • 子どもや親がどういう支援があるのか知りたいと思っているとき
  • 子どもや親の希望をたずねるとき

など、面談や話し合いの場面で活用できます。
相談室・待合などに置いておいて、自由に手に取ったり、見られるようにしておくこともいいです。

*

活用例

東京医科大学のメンタルヘルス科 
全ての診察室と待合に設置しています。「これがあることで子育てのことや子どものことを話題にしやすい」「イラストがかわいくて手に取りやすい」とのことです。

支援者向け[青]

関係機関との連携で活用できます。
病気をかかえた親・子どもと会ったとき、支援者にできることをイメージすることができます。
③は精神科主治医、⑥は病院や相談機関の支援者向けです。

4 「権利からはじまるリソースマップ」をつくったきっかけ

2022年度末、自治体のみなさまを対象に「精神疾患のある親と暮らす児童・思春期の子どもと親に対する支援体制整備状況に関するアンケート調査」を実施しました。多くのご担当者が、子どもの権利が十分に守られていない現状への課題意識をお持ちである一方、支援体制の整備にはさまざまな困難を感じておられることも明らかになりました。

その後、こども基本法の成立など、権利を基盤とした支援づくりが進むなか、現場では、子どもの権利を具体的な支援につなげる方法に悩まれている方が多いと感じています。
そうした背景をふまえ、私たちは「権利から始まるリソースマップ」を作成しました。困っていることを言える人だけが支援にたどり着くのではなく、誰もが「助けて」と言いやすくなることを目指したツールです。

「権利」という言葉は、時にわがままと誤解されがちですが、どのような境遇や家庭環境であっても、差別されることなく、社会的に排除されることなく、自分らしく生き、望みを持つ権利は、誰にでも認められたこの国の基本的なルールです。そのため、「わがままではないですよ、望みを言っていいんですよ」というメッセージを冒頭にお伝えし、そのうえで「その望みを支える仕組みが社会にはあります」と一覧できる形でまとめました。
当初は、精神疾患のある親と暮らす子どもを対象に作成しましたが、公開後、さまざまな背景の方にも活用できるとのご意見をいただき、いくつかのバリエーションを作成しています。

ぜひご活用ください。
また、使いづらさや改善点、ご意見など、お気づきの点をお寄せいただけますと幸いです。

チームクリフ(研究代表 長沼葉月)

※小野美樹さん(東京医科大学 精神医学分野)に作成に協力いただきました。ありがとうございます。

5 7種類のシートの画像

[1,2,3]「親の精神疾患」版

[4,5,6]「親の病気や障がい」版

 [7]「(親にかぎらず)家族の病気や障がい」版

ページ案内

くらしを支えるいろいろな仕組み
「リソースマップ」に対応した制度やサービスの紹介ページです
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リンク

》チームクリフ(精神障がいのある親と暮らす子どもへの支援モデルの開発研究会)