2018.10.17-24
UBSグループ様主催、大手町ファーストスクエアB1ギャラリーで開催された絵画展「みえない子どもたちをみる」
最終日のランチタイムに、社員の方向けのイベント・ギャラリートーク&豆本寄贈プロジェクトを行いました。
ギャラリートーク
メインの作品コーナー3箇所のうち、今回は「広い世界が待ってるし」というこちらの壁をご紹介。
家のコラージュ作品。いつのまにか、平面から立体の作品になっていく様子。春は暁の空の色。
本絵画展のメインビジュアルにもなった「子どもの瞳の大人の街」
ロボットの絵。瞳のメッセージ。
描き出しには完成のイメージはなく、キャンバスをパレッドにして色をのせていくうちに、子どもの表情が浮かんでくること。
今回のテーマの「色」のこと。etc
短い時間ではとても語りつくせない、制作のエピソードを、ちょっぴりお話しました。
みなさん、とても真剣に聞いてくださいました。
目にとまった包帯の絵は? 何度も登場する「有刺鉄線」の意味は?の質問も。
…もしかしたら、子どもは、見えない包帯で自分の手当をしながら、大人の前では笑いながら、生きているかもしれない。見えない包帯を信じない大人のことは、子どもはよく見える。
…有刺鉄線は、差別や偏見。それらはなくならないけど、有刺鉄線をちょっと開いて、向こうとこちらと、少し行き来できたら…
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今回の絵画展の核心に迫る質問でした。
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向かいの壁の作品「子どもたちが住む街」には、鏡が埋め込まれています。
鏡をのぞくと、自分と自分のうしろに、子どもたちが映りこみます。
みなさんには、もう、子どもたちが見えています。みなさんが、誰かのヒーローに。
活動紹介&豆本制作&ふりかえり
ギャラリートークの後は、会場を会議室へ移し、「精神障がいをかかえた親とその子どもを応援する」ぷるすあるはの活動紹介。そして、3種類の豆本を作成しました。
最後の振り返りの時間は、「チアキの絵やコンテンツの活用法? 団体の活動の認知度をあげるには?」というテーマで小グループで話し合い、その内容・たくさんのアイデアをフィードバックいただきました。
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ギャラリートークから豆本づくりに振り返りまで、と駆け足の内容でしたが、密度の濃い、有意義な時間になりました。
準備企画いただいたスタッフのみなさま、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
アンケートの声をご紹介します
(全ての掲載は難しく一部になりますが、たくさんの声をありがとうございました!)
・とても印象的な絵&それぞれに想いが詰まっているので、絵の背景を理解しながらみることで、活動への関心と理解が深まっていくとかんじました
・百聞は一見に如かず、実際に見てインパクトを感じた
・企業のボランティアイベントは非常に有効だと思います
・It was eye-opining to understand it’s just not some with mental problems who are affected but their family members as well(that we usually neglect and don’t understand their environment)
・展示の意図を明確にした方がよい
・時間が少なすぎ、今回のボランティアプロジェクトの意図、活動内容についての理解は進まなかったようです
・豆本づくりは楽しい
・自分が見てかんじたことと、作者の説明とで、感じ方が似ていたところ、違った所があって、興味深かった。新しい世界の見方に触れることができてとても有意義だった。
・絵はただ見ていても素晴らしいと思ったが、お話を伺えたことで、絵にこめられた想いやメッセージを理解できて、本当に有意義でした。
・直接的な支援は、子ども達に100%ポジティブな環境を与えることができるか心配だが、今回のような活動を通して、そのような状況にいる子ども達のことを、より多くの人に伝えることはできると感じた
・(できそうなこと)豆本の製作、寄付、知り合いに豆本を渡す、幼稚園の先生や学校の先生にお伝えすること
・匿名でかまいませんので、実例で紹介いただければ、考える助けになるかもしれません。
・また展示会があれば知らせてほしいです。
・ミラーに写る子供達の絵に感動しました。
・期間を2週間でも良いかと思いました。
・豆本がかわいくてよかったです。
(チアキへの質問^^)
・モザイクの絵はどのような気持ちがこめられているのでしょうか?とても印象に残りました。
・絵に力があり、とてもお上手だと思いますが、我流ですか?どこかで学ばれたのですか?
(チアキの回答)
・モザイクの絵は外に広がる世界を描きました。
・絵を習ったことはありません。
(看護学校卒、ずっと看護師として働いてきました。プルスアルハの活動をするようになってから、アーティストの方にアドバイスをいただく機会や、ワークショップに参加したりすることはあります。使う画材が増えたり、表現の幅は広がってきたようです。)