79件の回答をいただきました。ありがとうございました!
ウェブ上で回答者を募ったアンケートの結果をご報告します。
すべての声を読ませていただきました。たくさんの自由記載をいただきました。
(尚、この間のサイトのユニークユーザー数は約10万人でした。自然検索からのアクセスが増えています)
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1.回答者の年齢
小学生、中学生のユーザーさん?ありがとうございます!
大学etc以上の年代は、昨年とほぼ同じ年齢構成になりました。
2.お立場
支援者の方、ご本人ご家族の割合が多く、ご本人ご家族であり支援者でもある方が多かったです。
親が病気で「子ども」の立場の方の割合が減り、病気のご本人の割合が増えました。
支援者の方の内訳では、教育>保健福祉>医療>そのほか。教育関係と保健福祉関係の割合が入れ替わりました。
職種では、精神保健福祉士=臨床心理士>スクールカウンセラー>教師>>看護師=養護教諭、保育士、医師…と続きます。ここに書ききれないくらいに、さまざなまな職種の方に利用いただいていました。
サイトにアクセスしたきっかけはSNSが1位はかわりませんが割合はへり、Yahoo,Googleなどの検索サイトからの検索が増えて、それに並ぶ勢いです。そのほか、絵本、家族や知人の紹介、学会・イベントと続きました。
毎日アクセスしているという方が4%いらっしゃいました。ありがとうございます!
「今回はじめて」の方も多くいらっしゃいました。サイト全体のアクセス数が増えている割には、全体の回答数が過去2回より少なく、アンケートが今年で3年目ということも関連しているかもしれません。
3.役に立った、関心をもったコンテンツ
1位:イラストで学ぶ病気や障がい
2位:小・中高生のみなさんへ
3位:ダウンロード(ぷるす工房)
4位:ゆるゆる子育て(親のみなさんへ)
5位:先生のための保健室
上位3ページは、順位の変動はあるものの、昨年と同じです。
支援者の方からはダウンロードコーナーを最も評価いただきました。教育関係者の方の回答が多かったからか、先生向けのコンテンツがランクインしました。
子どもの立場の方では、ダウンロード、病気や障がいのページにつづいて、相談先情報が3位でした。
4.改善点や提案
いただいたすべてのご意見を紹介します。ありがとうございます。
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□ 作文コンクール等があると良い(年齢無制限)
□ 相貌失認[そうぼうしつにん]やチックなども知りたい
□ ぷるす工房ダウンロードがわからない。アイフォンだから??タッチすると水色になってしまう。
□ イラストを改定したい
□ これからも実際に使えるワークなどをたくさんあると嬉しいです。
□ 具体的に使える情報・ツールのさらなる充実。イラストで精神疾患が分かりやすく紹介されていること。(今でも充分良いと思っていますが、さらに良くなると期待して)
□ ぷるすあるふぁという名前が認知しにくい、定着しにくいのではないだろうか?
□ 自身の経験で危険な状態にあることが分かっていても結局誰も何もしてくれないんだということを学習してしまいました。「困ったときは相談しよう」、それは理想であり、相談されても受ける側が無能であった場合、法的に何もできないスポットにあった場合、福祉も警察も医療も何もしない。これが現実でもあります。すべての小中高大学校で地域住民も参加できる形で、具体的に出来る行動を学ぶ機会を行政福祉が作ってほしいと思います。(例えばCAPのプログラムのような)。ジャーナリストの堀潤さん主催の8bitnewsに、「ぷるすあるはさんを取材してメディアに取り上げてもらえませんか?」という意見を以前送りました。(勝手にすみません)ぷるすあるはの柔らかで優しい情報の伝え方と、発信する力のある堀潤さんが繋がって、どんどん行動できる大人が増えてくれたらうれしいです。ご検討いただけたらいいな…。
□ カードのイラスト無しバージョン(イラスト書き込むスペース有り)のものがあると助かります。自分の気持ちや困ったことを伝えるのにカードが便利そうだけど、子の感覚によって既存のイラストが使いにくい時に、元のカードをベースに子に合ったカードを作れると良いと思ったので。
□ 精神疾患を抱え、子育て中のママが繋がれる場所がほしい
→リサーチ中です。少しずつ情報公開していく予定です。
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いただいた改善点については、随時、進捗状況を追記していきます。(昨年いただいたご意見もひきつづき取り組みます)
5.サイトをみての感想など
たくさんの自由記載をいただきました。ありがとうございます。
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□ 子供にも分かりやすく障害や病気についての説明用資料に最適
□ 「知ったかぶるのを辞めて、当事者から話を聴く」姿勢に変わった。
□ ぷるす工房を使ってる
□ 今日の気持ち、保健室登校の子どもたちにいろいろあっていいんだよという事を教えたくて毎日使っていました。
□ 自分の精神疾患についても分かりやすく書かれていて自分自身で納得しました。子供向けの元気ツール(ダウンロード等)も、大人だけど自分自身の役にも立ちました。
□ 支援の中で、精神障害の親を持つ子供、そのパートナーのケースに対して、絵本やホームページの資料が役に立ちました。
□ 絵が自分の好きなタッチなので、色合いも含め、見ると嬉しくなる
□ 子どもたちの支援で使えそうなツールを見つけることができました。
□ サポートを必要としている子どもや親の気持ち、また寄り添うためにどうかかわるのかを具体的に示していただいていることがサポートする立場の人間の理解を深めていくのにとても助かっています。
□ とても分かりやすく、参考になりました。地域の学校の先生方への情報提供に使わせていただきます。
□ 当事者です。子ども情報ステーションでは、自分を御すための言葉に巡り会えます。また、そこで得た知識が、人とのコミュニケーションを円滑にするのに役立っています。ありがとうございます。
□ 絵カードが、子供の気持ちの表現材料に非常に役に立っています。また、ぷるすあるはさんの日々の呟きや絵に励まされる事が多いです。
□ 主には発達障がいのお子さんの支援をしています。発達障がいのお子さんにも役立つツールがたくさんあり、使用させていただいています。
□ 感情カードが役に立った
□ いちばんは、当事者(子ども)がどう感じているか、が少しかもしれないですが、わかったことです。
□ 不調を抱えた人が周囲にとってどんな風に見えてどう接したらいいのか、本人はどう感じやすいのかを立場の視点を変えて考えるきっかけになった。イラストが優しく分かりやすい。困った時どうしたらいいのか様々な手段を知れた。
□ 他のスタッフと共通言語ができた
□ 内容ももちろんですが、絵からの情報がわかりやすいし、絵もすてきです。真剣な内容だけど、イラストのかわいらしさから、心理教育場面で読んでみようかなという人がいるのではないかと思います。
□ 病気の説明の絵が可愛くてほっこりします
□ イラストが多くわかりやすかったです。各立場に向けて分かれているので探している情報を探しやすくとても助かりました。体験談によって学びを深めることもできました。
□ 子育てのみならず、パートナーとの関係が難しいと訴える母親向けに、リラクセーションとともに、ぷるす工房のものを使わせていただいている
□ 思春期の息子にプリントアウトして渡しています。イラストが分かりやすく説得力があります。
□ 病状や子どもの感じ方など、自身では想像や理解の及ばないことが分かりやすく伝わりました
□ 読みやすいので、子どもに渡しやすい
□ ダウンロードコンテンツのページで子へのアプローチの仕方や自分で伝えにくいことの表現方法を見つける糸口になったと思う
□ 子ども向けとはいえ、疾患の説明は素晴らしく、ご家族や当事者本人への疾病の説明にイラストを使わせていただいています。かわいいし、きれいだし、好評です。
6.絵本をみての感想など
□ 発達障害についての理解が深まった。アルコール依存症の子どもの立場としては、自分は悪くないのメッセージがありがたかった。
□ 優しく暖かいイラストは解りやすくて助かりました。
□ 感覚過敏は、自分一人じゃないと思えた。大人である私自身がこたえや、言葉がすぐには見つからない時に励まされた。語彙[ごい]が少ないこどもは、もっとしんどいだろうなと思えた。
□ 保健室にこっそり置いてあります
□ 絵本は子供の視点で易しい表現で表記されているので、わかりやすくてよい。また、後半に、病気に対する内容のページもあり、支援の場でも活用しやすい。全国の学校、市町村の図書館、保健室も含め、この絵本がもっと多くの子どもたち、支援者、教員、大人の目に触れる機会があったら、大人になってまで抱え込まず済む子どもが増えると思います。
□ 色がダークよりなので、ページが重い
□ 子どもたちに関わる人に広く読んでもらいたい内容だと思いました。
□ 書かれている子どもの気持ちが細やかな絵と色彩と文章でストレートに心に響いてきます。
□ 子どもが自分の特性を前向きに受け入れることができた。(危機的な状況の中に居た時、毎日毎日読んでいました)親として、子どもの気持ちにより共感的に寄り添えた。
□ とても、子供の気持ちに寄り添っていて、親や大人が気付けない気持ちに気づかせてもらえました。
□ 支援者・大人にも子どもの立場で描かれていてわかりやすく、よいとおもいます。子どもにはそのままだと少し強すぎる内容もあるので、一部抜粋して使わせていただくこともあります。3歳の娘が感覚過敏が強いので、特に感覚過敏の絵本は当事者家族として読ませていただきました。子どもを理解してもらうために、担任などに伝えるのにわかりやすく、ありがたいと思いました。
□ 当事者の子どもの不安や悩み、イライラが、実感をもって分かったこと
□ 自分の感じ方や経験としては「そうだよな、こんな感じだった」「登場人物達は本当に苦しんでるけど自分のは甘えてるだけだ」という気持ちどちらも湧いてきた。悲しみや悔しさ、恐怖、怒りも思い出した。病院の外来に置いてあったので読んだのが2冊と主治医から借りたのが1冊でした。もし親の立場で子どもの病気について本読んだら お前のせいで自分たち親は云々って怒られるんじゃないかと怖くなった。自分の親が病院に来たり、絵本を読むことはないだろうけどその怖さがあって、他の家族が心配になった。それだけ気持ちが揺さぶられる絵本だったということだと思う。
□ 相談室に置いて、誰でも読めるようにしたら、時々、涙を流して読んでる人がいた
□ 言葉がうまく伝わらないときの方法としてのツール作成に参考にさせていただきます。
□ 僕のこと忘れちゃったの?を、当事者の方たちへの心理教育の一環として読み聞かせを行っています。読み聞かせでは、涙を流されている方もいらっしゃいました。
□ 生きていてもいいんだよ、というメッセージが伝わってきます
たくさんの声をありがとうございました。制作チームとして、とても力をいただきました。繰り返しいただいている声で、反映しきれていないものもあり・・ひきつづきの課題として、取り組んでいきます。
サイトのコンテンツの量・質ともに高めていけるように、真摯に取り組みます。長文最後までお読みいただき、ありがとうございました。