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嗅覚過敏で苦手なにおい…香水・花・柔軟剤・給食etc…(チアキ編)

嗅覚過敏で苦手なにおい…香水・花・柔軟剤・給食etc…(チアキ編)
2018年4月19日 pulusu

ぷるすあるはの制作担当、チアキは感覚過敏もち。
視覚過敏が強いですが、嗅覚、触覚、聴覚なども過敏です。今回は、嗅覚のはなし。

 

全ての匂[にお]いがダメというわけではないのですが、強烈にダメな匂いがあります。
匂いがダメもイロイロで、苦手だけどなんとかその場にいられるレベルから、一瞬で意識が遠のく匂いまで、幅があるようです。

 

強烈に苦手な匂いはこんな匂い

・香水(特定の)
・油絵の具(油系全般)
・ラッカー系塗料
・線香(特定の)
・柔軟剤(特定の)
・ユリの花、菊の花 など

子どもの頃は給食の匂いもありました(ごった煮系全般)。
こういう嗅覚過敏持ちで困ることは、子どもの頃は給食の時間に吐き気がして食べられないこと。小学生の時は給食の時間が近づくだけで、真っ青になっていたと思います。

 

感覚過敏は気合いや根性で、なんとかなるものではないです。
感覚過敏ってこんな感じをイラストにしました。
妖怪カビンという意地悪な妖怪に悪さされているイメージイラストです。

 

image

 

工夫?
強烈に苦手な匂いに近づかないのがいちばんの対策(工夫)です!

 

デパートなどの化粧品売り場に近づくと頭痛がするので、その周辺の売り場に行かない。
隣りのお家の柔軟剤が苦手だと、窓を閉めて防御。法事などの時には、線香をなるべく嗅[]がなくてすむように、率先して給仕係をする。お墓参りは早朝に行く。などが気がつけば習慣になっています。
はなれられない得ない状況では、換気する、マスクをして口呼吸。苦手な香水の人と会うときには閉鎖空間をさけるなど。

 

大人になれば、苦手なものを自覚して工夫したり避[]けたり、苦手なことを伝えられます。
(それでも、初めて苦手な匂いに出会うときには、ダメージがわからずに、寝込んでしまうこともあります

感覚過敏がある子どもたちは、つらさを伝えられずに「キライ」「イヤ」と表現したり、その場から逃げだす。遊びに入らない。怒る、パニックになる
こんな言動が、ワガママとして見られて、怒られてしまいます。そして悲しい気持ちになっている子がたくさんいると思います。
まわりの大人が、気づいて、サポートできるといいと思います。よろしくお願いします。

 

(チアキの嗅覚過敏を紹介しました。苦手な匂いも工夫もいろいろ。なお、チアキの給食苦手には…いろんな要素があったかなあと思います。イラスト追記します)

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