今年はこのテーマの新しい絵本がでました。
いろんな絵本や本や支援ツールがあって、その方に合うものを選べるようになるといいなと思います。
12月には子どもの立場の方の「語り」の本も。新たな集いの場、メディアやイベントで紹介される機会も増え、少しずつ支援の広がりを感じています。
かぞくがのみすぎたら
(原題:When Someone in the Family Drinks Too Much)
著:リチャード・ラングセン 絵:ニコール・ルーベル
監修:伊波真理雄、谷口万稚 訳:久松紀子
サウザンブックス社
イチオシ。
アルコール依存症の親をもつ子どもを応援する絵本。
内容はもちろんのこと、絵がとっても素敵!
『きょうのお母さんはマル お母さんはバツ』双極性障害の親をもつ子どもにおくる応援メッセージ
監修:肥田裕久 文:雨こんこん 絵:はにゅうだゆうこ
星和書店
双極Ⅱ型障害でお子さんをもつ母の立場の方が文を書かれています。
本の前半は、子どもの目線からみたお母さんの様子。中盤は、入院したお母さんのことを、お医者さんが教えてくれるシーンが、病気の解説とともにつづきます。後半は、応援団(相談先)について。
子どもたちへの応援のメッセージがつまった一冊です。
精神障がいのある親に育てられた子どもの語り――困難の理解とリカバリーへの支援
著, 編集:横山 恵子,蔭山 正子
明石書店
12/1に出たばかりの本です。
子どもの立場の9人の方のストーリーが集まっています。
後半は、ライフサイクルの視点と、さまざまなフィールドからのサポートについて。
夏苅郁子先生の新刊もでましたので紹介…
人は、人を浴びて人になる
―心の病にかかった精神科医の人生をつないでくれた12の出会い
著:夏苅郁子
ライフサイエンス出版