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アルハの知らない世界・動画制作裏話「親が精神疾患 子どもはどうしてんの?」

アルハの知らない世界・動画制作裏話「親が精神疾患 子どもはどうしてんの?」
2018年10月11日 pulusu

PVプロボノのみなさんと想いをこめてつくった動画です。
制作にまつわるあれこれ、動画のナビゲーター・アルハの知らない世界。

更新日 2018年10月11日


目次

1. チアキの小物想い
2. 小物探しコーナー
3.制作スタッフからひとこと


 

1. チアキの小物想い

難しくデリケートで、ときにすごく重たいテーマだからこそ…
子どもたちや、そのまわりの方に、カワイイ世界観のある中から、真正面から真剣に伝えたいと思いました。

 

打ち合わせを重ねて、スタジオ見学に行き、その世界観にあう小物や、ぬいぐるみなど、動画の中で一瞬映る場所に、遊び心の仕掛けを入れました。
ひとりひとりにあう帽子を手作りし、既製のものをカスタマイズして衣装を作りました。
カワイイけど甘くなりすぎない帽子と衣装。被りものをして古いヨーロッパの学者の部屋みたいなスタジオの中にとけこむ!遊びの仕掛け。

 

小物たちは、会話のアイテムです。
お話をきく部屋の準備や時間を考えることに似てる。それは、会話するため、話しを聞くための準備。
動画撮影の緊張でガチガチの自分たちの…頑張りメーターを振り切ってくれるアイテムにもなりました。

 

真剣+遊び
で記憶に残るもの、重たくなりすぎないから何回もみたくなるもの。
小物たちは、コミニケーションのアイテムになって、全員本気で、大切なことを伝えました。

 

衣装・小物担当:チアキ

 

2. 小物探しコーナー

動画に紛れている小物や絵からいくつかご紹介。撮影のセットのなか、テレビのなか…どこにいるかぜひ探してみてくださいね。

かぶりものをしたゴマスキー

ゴマスキーは、チアキのあみぐるみで、ぷるすあるはのマスコットです。アイコンにもなってます。動画の中には、ゴマスキーによく似たあみぐるみがたくさんでてきます。親戚や友人で、オレオ、ココアなどの名前がついているものもいます。本物のゴマスキーはひとりだけ、撮影の日はかぶりものをしています。

6つの特徴カード

かわいい絵だけどよく見ると…。依存症のもとにあることが多い人間関係の6つの特徴をカードにしました。全6枚のうち、2枚が動画の中に登場しています。サイズはA7。
(コトバ:ナルセノブヤ)(なお、完売にてカードの販売は終了していますm(_ _)m)

リクの相棒ソラ

プルスアルハの絵本の原画から。両親が不仲、落ち着かない家で悲しいきもちになっている主人公のリク。相棒のソラもいっしょに落ち込んだり、はげましたり…。
『ボクの冒険のはじまりー家のケンカはかなしいけれど…』より。このイラストはラストシーンのソラです。

紙粘土

かみねんどです。これもチアキの手づくり。

ロボット1

子どもの頃からのチアキのお気に入りのアイテム、ロボット。
動画の中にもたくさんのロボットが登場します。
その中でこれは…タイで買ったロボット。

ロボット2-『ココロの友ロボ』

そっと見守ってくれるクラフトロボット。「ええやん、ええやん」「どんまい、どんまい」
ペーパークラフトです。印刷して自分で作れます。》手作りキットへ

涙はメッセージ

よーく見ると、涙にコトバが…。どんなメッセージが隠れているか、拡大して見つけてください。
(子ども虐待防止『オレンジリボン運動公式ポスターコンテスト』2016年度最優秀賞を受賞したポスターのイラストです)

希望の絵

混沌とした世界を、あっちに行ったりこっちに行ったり、迷いながら進んでいく。希望の絵。

3. 制作スタッフからひとこと

なんて楽しい制作だったことか!たくさんの対話と試行錯誤を重ねた1年と数か月は、クリエイターとしても1人の人間としても忘れがたい、幸せな時間になりました。「ひとりじゃないよ」─あの頃の私自身のように、今この瞬間も暗いトンネルの中でもがいている家族に、ご本人に、子どもたちに、あたたかい光が届きますように。

宮原契子(プロジェクトリーダー、クリエイティブディレクター)

チアキさんの作品に惹き込まれ、私もさっそく毛糸をクルクル…、すっかりこの世界に没頭していました。
ここは行く先のヒントが見つかるみんなの基地…そんな動画にできたら。そんな思いで制作した本当に楽しくあたたかい時間でした。
誰のせいでもない、だからこそひとりで抱えてしまうのかもしれないけれど、声を出せる安心が広がっていきますように。

内田英恵(演出、編集)

2017年夏、多数の募集案件の中から今回のクリエイターが自ら新しいテーマを選択しました。
企画の方向性を協議しながら、映像化に向けて熱心に、一歩づつ進めてきました。
通常案件よりも少し時間は掛かりましたが、私にとっても充実した制作期間でした。
既成概念では信じられない課題山積の現代社会の中で、
“あるはクン”の活動領域が少しは拡がったかな?

髙橋克人(事務局プロジェクト担当)

撮影:髙橋聡、中野貴大
音楽ディレクター(録音、MA):藤木和人
作曲、演奏:川嶋成美、藤木和人
アルハ(声):佐藤信二

おまけのメイキング動画

2018年3月のある日。都内のスタジオにて。

おしまい。
最後までご覧いただきありがとうございます。

PVプロボノのスタッフのみなさん、たのなか先生、真剣に意見を交わして、制作期間を走りきり、唯一無二の作品をいっしょに作れて心から感謝しています。ありがとうございました。