ヤングケアラーさんの子ども・若者の、メディアやネットなどの露出が気になっています。
大人たちはインタビューに答えてくれる子どもたちの優しさにのっかってはいけないと思います。
支援団体も慎重でないといけないと思います。
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このコラムでは、SNSで投稿したものに、もう少し言葉を添えたいと思います。
子どもが、ヤングケアラーの体験やきもちをメディアで話すことそれ自体が、本人にとってとても侵襲的なことだと思います。
誹謗中傷がなくても、まわりの反応がどうであっても。
話した後に、やはり言わない方がよかったと感じて後悔したり、親(家族)のことを言うことで親(家族)を傷つけてしまったかもと後悔したり。大人のこう言って欲しい、こんな語りが聞きたいのリクエストを感じとって話したり、話のまとめをハッピーな感じでまとめたり…
そういったことが起きて子どもにとって負担にならないか、心配です。
(これらは大人であってもよくあることです)
報道でも支援団体の啓発や広報でも、大人がなんらかの目的をもって発信したいと思っているメディアに、子どもに出るか出ないかを選んでもらうという状況自体を、やめた方がよいと私たちは思っています。
メディアで体験を話してくれたヤングケアラーさんへ
勇気を出して、出てくれてありがとうございます。
今思ってる気持ちが変化することはよくあることです。出演した時にはあんな事言ったけれど、今はちょっと反対の事を思ってるなとかは自然なことです。
(もしも出演したことをやっぱりやめたいと思ったら、その事を言ってみてください。全部の映像は削除されないかも知れませんが、メインの出演は編集してもらえる可能性があります)
ヤングケアラーの体験は出演してもしなくても、あなたの大切な体験です。だれかが何かを言っても気にする必要はありません。
自分を大切にして大丈夫です。