こんにちは、もっちです。運動会が終わり、勉強の秋の到来ですね。
給食時間に 牛乳など特定の匂いを嫌がったり、ぬるりした食感を嫌がったりする子はいませんか?
掃除の時間や、音楽の授業中に合奏のパート練習や縦笛、鍵盤ハーモニカの個人練習が始まると耳をふさいでいる子はいませんか?
体育着に着替えるのを嫌がったり、新しい服を嫌がったりしていつも同じ洋服を着ている子はいませんか?
一見、わがままな子のように思われますが、この中には、感覚過敏で困っている子もいます。みんなが我慢できることができないと、わがままだと言われてしまいます。でも、努力しても治すことができません。大人になると、自分の傾向が分かり、それを回避して行動ができますが、学校の中では、みんなと同じことが求められる場合が多く、大変生きにくい思いをしています。感覚過敏については、知っている先生が少なく、誤解を受けたまま日々を生活していることが多いようです。
魚のにおいが苦手で、食べるのもそばに寄るのもまた、スーパーの売り場に行くのも苦手なA君。給食当番で、おかず係、今日のおかずは、サンマの塩焼きです。食缶のそばに寄るだけで、吐き気がします。マスクはしていますが、吐きそうです。吐いてしまったら、みんなのおかずが台無しです。先生に助けを求めました。先生は、分かってくれて、今日は、牛乳配りにしてくださいました。
算数の時間です。Bさんは、一生懸命に文章題を解こうとしています。隣のクラスは、図工で、粘土をしているようです。ドンドン、ドンドン粘土をたたく音が響いてきます。集中、集中と自分に言い聞かせますが、問題が頭に入って来ません。「耳栓を使うといいよ。」と先生が教えてくれました。気になったときは、これからも、使いたいなとBさんは思いました。
こんな子が、各学級に何人かいると思います。「おがてぃとチアキの感覚過敏のコラム」をぜひ読んでください。
学級の中の何でと思われる子の理解につながります。市民権を得ていないこんな症状の子たちについて、なるべく多くの先生方に知っていただきたいと思い、今回のコラムにしました。
》発達凸凹・感覚過敏の理解と対応(一覧) おがてぃとチアキの感覚過敏のコラム ほか
》先生のための保健室(学校の先生方へ) ─先生方が気軽に立ち寄れて…『精神障がいや発達凸凹のある保護者』へのかかわりに生かせる情報と、先生方もちょっぴり元気になれる情報のページ