こんにちは、もっちです。
梅雨に入り、うっとうしい毎日ですね。運動会や、遠足が終わり、学習に心を向けないといけない時期ですが、蒸し暑く雨の日が続くと、学級の子どもたちは、なんとなく集中しにくくなっていませんか。
今日は、Aさんのことをお話ししたいと思います。
Aさんは小学校2年生。チャイムが鳴って、授業が始まります。机の上には前の時間に使った教科書とノートが開いたまま乗っています。机の下には、引き出しが2つ出ていて、その周りには、配られたプリントや鉛筆、消しゴムがバラバラと落ちています。慌てて席に着こうとしますが、引き出しが邪魔をして座れません。
先生は、「早く片付けて座ります。」と言いますが、プリントが邪魔をして引き出しが机に入りません。先生は、机のところに来て、落ちているプリントを折り、引き出しに入れて机に戻しました。
授業が始まりました。ノートに今日の日付を書きます。鉛筆が見つかりません。みんなと一緒に書きたいのに、鉛筆を探しているうちにみんなは、書き終わり、次の作業に移っています。何をするのかわからないまま、席に座っているのも退屈になりました。席を立ってフラフラ歩き始めました。先生が気がついて、席に着くように言います。一度は、席に着きますが、何をしてよいかわからずまた、席を立ってしまいます。
Aさんは、先生に認めてほしい気持ちがあり、まじめにみんなと一緒に学習がしたいけれど、道具が探せずに気がくじけてしまい、立ち歩いてしまうのです。
Aさんには、どのようにしたらよいのでしょう。
まずは、片付けの約束をします。学級で、引き出しの中の入れ方は決まっているでしょう。正しく入れた引き出しの写真を撮って、引き出しの下に貼っておきます。その上に物を載せて収納するように指導します。
授業の終わりに、前の時間に使ったのもを引き出しにしまってから、休み時間にするように約束します。できたら、すぐに褒めます。
身の回りのものが、片付かないときは、段ボールの箱に一時入れておき、休み時間に整理するのもよいでしょう。
環境を整えると、立ち歩きもなくなります。