病院のスタッフのみなさんへ

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[6/19-21・ブース出展&登壇]第121回日本精神神経学会学術総会@神戸

6/19(木) 10:45〜12:45 シンポジウム 26(H会場)
「精神疾患を抱える患者の子育てをどう支援するか:ヤングケアラー家庭に対する精神科主治医の役割」
指定発言者として参加します。
書籍ブースを出展します(初日は、シンポジウムの後に開店〜最終日まで)。ご参加のみなさまはぜひお立ち寄りください。


1 主治医向け・患者さんの子育て支援ツール

「権利から始まるリソースマップ-くらしを支えるいろいろな仕組み」

1 子どものみなさんへ(緑)

患者さんのお子さんが希望を書きこめるシートです。実際には、お子さんに直接お会いしたり話をする機会は少ないと思います。そういった場合でも、お子さんの権利や希望、暮らしについて、気づきのヒントにすることができます。

2 親のみなさんへ(桃)

患者さん(親)と一緒に見られて、書きこめるシートです。希望があれば、□ にチェックを入れてもらいます。「いっしょに考えてくれる人」の欄に相談先に記入して、シートをお渡しできます。

3 サポートマップ(青)

主治医にできること(気づく・話題にする、つなぐ、ピンチのときの対応)と、地域のリソースの概要のマップです。

協力 小野美樹さん(東京医科大学 精神医学分野)
第120回日本精神神経学会学術総会 一般シンポジウム「患者からその子どもへ:精神科主治医の気づきから広がるヤングケアラー支援」から生まれたツールです。主治医、子ども、親向けのシートがあります。
その後、改訂を重ねて、2025年4月現在、7種類のシートがあります。精神疾患にかぎらず、さまざまな病気や障がいに活用できるものがあります。ダウンロードできます。
》「権利から始まるリソースマップ」について

2 子どもに、親(患者さん)の病気を説明するヒント・アイテム

家族の精神疾患や依存症は、小児期の逆境体験のひとつにあげられ、子どもが現在や将来的に、メンタルヘルス問題を抱えるリスク要因となります。一方で、病気に関する知識があったり、状況への理解が深まることは、子どもにとって特別な保護因子であると言われています。
子どもへ親の病気を説明すること(子どもへの心理教育)は、主治医が担うことのできる重要な子ども・子育て支援です。

(親ごさん(患者さん)向けの説明資料は準備中です)

説明に活用できるアイテム

「病気のことで聞きたいことリスト」「メッセージシート」

このリストを活用することで、子どもはどんなことを聞いていいかをイメージすることができます。支援者は、子どもがなにを知りたいと思っていて、どのような説明をしたらよいか、をイメージすることができます。
メッセージシートには、大切なメッセージをもりこんでいます。
こんなときにはどうしよう?という具体的な対応や、ピンチのときの連絡先を書けるらんがあります。

イラスト入り・疾患説明シート

疾患別:うつ病、双極症、統合失調症、パニック症、強迫症、摂食症、依存症(アルコール・薬物・ギャンブル)、発達障害、知的障害、高次脳機能障害、認知症と、全般的な説明「こころの不調/精神疾患」のシートがあります。A4×2枚でダウンロードできます。

》病気や障がい・精神科について知る 

心理教育絵本

いろいろな絵本が刊行されています。物語と絵からイメージがひろがり、話のきっかけにしやすいです。絵本がメッセージや説明をおぎなってくれます。自分のペースで読み返すことができます。

》心理教育絵本リストのページへ

3 精神科医療機関でできる子育て支援、子ども支援

待ち合いや待ち時間などの工夫、予診・診察や相談場面での工夫など、8つの提案と、関連アイテムを紹介しています。
スタッフ体制、診療体制によって、できること、むずかしいこと、幅があると思いますが、取り入れられそうなことがあれば活用ください。

》精神科医療機関でできる子育て支援、子ども支援

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