「先生のための保健室」を担当しているまさみ先生です。現在は特別支援学校の養護教諭をしています。
今回、ご縁あってこのページを担当させていただきましたが、私自身もまだまだ未熟で、日々悩みながら、また多くの方に助けていただきながら過ごしています。
*先生のための保健室
─保護者の思いも知って視点を変えるためのヒントや、具体的な保護者へのかかわりヒント集など。養護教諭・小学校教諭・精神保健スタッフがいっしょに作成しました。
養護教諭になったときに、驚いたのが保健室は子どもだけではなく「大人の悩み相談」の場所であり、「先生方が子ども一人一人のことを、こんなにもよく見て、よく考えていてくれている」ということです。
保健室では、客観的な立場でいろいろな先生の考え方やノウハウを知ることができます。1人の子どもに対する接し方も人ぞれぞれで、いろいろな大人と関わりながら子どもたちが成長していく姿を見るのはとても楽しいものです。
子どもに関することなら、たくさんのノウハウを活用してササっと解決できてしまう先生。
でも、配属されてすぐに「先生」としてやっていかねばならない先生や新しい学校に移ったばかりの先生にとって、職場のシステムやネットワーク作り、保護者との関係の築き方は大きな悩みの種のようです。また、「自分の担当している子どもだから」と、お1人で抱えてしまい、先生自身の健康を損なったり、支援の介入が難しくなってしまったりすることもあります。
一生懸命に取り組むことがいいことです。
でも、一生懸命になりすぎることは決していいこととは思いません。
周りの人や大切なことが見えにくくなったり、自分自身がつらくなってしまったりすることの方が多いからです。
先生に心の余裕がなくなってしまうと、子どもが「助けて」を言えなくなってしまいます。
このページを訪れた方に、チアキのかわいいイラストで肩の力を抜いてもらいつつ、「ほー!」とか「ほほぅ」とか「ホッ」と思ってもらえるようなページにしていきたいと思います。