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[参加レポート]オレンジリボンシンポジウム「精神疾患のある親の育児を支える 家族まるごと支援」

[参加レポート]オレンジリボンシンポジウム「精神疾患のある親の育児を支える 家族まるごと支援」
2019年2月1日 pulusu

公式ページに、公式の開催レポートが公開されましたので、追記します。
》1/27 シンポジウム開催報告 「精神疾患のある親の育児を支える家族まるごと支援」

2019.1.27(日)
児童虐待防止全国ネットワーク・オレンジリボンのシンポジウム
「精神疾患のある親の育児を支える 家族まるごと支援」
でした。大盛況。

 

蔭山正子氏の基調講演と
さまざまな立場からの体験の発表
・精神疾患のある親ご本人としての体験(円グループPCG)
・子どもの体験、小林氏(こどもぴあ)
・配偶者としての体験、桜野氏(精神に障害がある人の配偶者・パートナーの支援を考える会)
そしてフロアからの質問へのパネルトーク、でした。

こころにのこる語りは、それぞれの感じ方で。
発表者のみなさま、貴重なお話をありがとうございました。
病気をかかえながらの子育てに大切なこと、要望のことばがありましたのでシェアします。

ご本人の方の語りより
1.情報の一本化
ひとりで探したり手続き、大変!孤独
病気の親の話し合いサークル…行政や医療は存在を教えてくれなかった
児童委員の人が教えてくれた
2.同じ精神疾患をかかえた母親が集まり気軽に話せる場
リフレッシュと情報交換
3.ご本人にはまわりを頼る勇気を
子どものためにも自分のためにも

配偶者の方より
配偶者の相談先がない
相談先を見つけてつながるまでに10年

1.医療機関や行政の対応
ひとつの窓口に ケースワーカー設置 応援団を!
2.警察や救急の対応 医療機関の厳選 警察でもその後の様子を気にかけてほしい
3.周囲の理解とストレス社会がかわること・・・ 精神疾患がタブー視されない社会に 職場、教育のめぐまるしさがかわる

子どもの立場の語りより
「偏見や孤独」社会の問題
つながりやすい社会、病気があっても子育てできる、それぞれが自分らしく生きられる社会へ…

(ほんとに。家族まるごと応援のあたたかい社会へ。)


シンポジウムに登壇・紹介されていた団体などの情報

・多摩在宅支援センター円(東京都立川市)・Parent Child Group
http://zaitakuen.or.jp
(取材記事)
精神障がいをかかえる親同士で支えあう場が子育ての希望に―多摩在宅支援センター円のPCG事業から
https://kidsinfost.net/2016/08/03/voice-5/

・精神疾患の親をもつ子どもの会・こどもぴあ
https://kodomoftf.amebaownd.com

・精神に障害がある人の配偶者・パートナーの支援を考える会
https://seishinpartner.amebaownd.com

紹介されていた絵本
・「『きょうのお母さんはマル お母さんはバツ』双極性障害の親をもつ子どもにおくる応援メッセージ」
https://kidsinfost.net/2017/04/01/book-7/

・コンボ(COMHBO地域精神保健福祉機構)
https://www.comhbo.net

・オレンジリボン
http://www.orangeribbon.jp

情報がない、一元化されていない、支援者も知らない!
調べるのが難しい、ネットで調べても、たくさんでてくるけど、どこが合うのかわからない…
ココ、ぷるすあるはもがんばりどころと思いました。

生活や治療、子どもと家族をささえる社会福祉サービス(子ども情報ステーション内)
https://kidsinfost.net/info/service/