新入学の季節に向けて
ちょっとしんどい親御さんの安心につながる情報を、先生と保護者(先輩ママ)から、特集コラムとして発信してきたシリーズ。
》1.入学説明会を省エネでのりきる(まさみ先生・もっち先生より)
》2.「カンペキにできなくてもいい。親だって1年生」(うつの当事者の立場から)
第3弾です。まさみ先生より。
2-1.家での準備 疑問あれこれ
書類
保護者「入学説明会でもらった書類。たくさんありすぎてどうしたらいいのやら…!!」
心配しなくて大丈夫です。とりあえず、名前だけ書いて出してください。あとはわかるところだけ、書いてもらえれば大丈夫です。
絶対に必要なものに記入もれがあったときは、その場所をわかりやすくして再度お渡しします。
- 見るときのポイントは ①プリントの端っこ と ②太字
端っこに「提出日」や「全員提出」などが書いてあることがあります。
太字になっているところは「日時」「金額」「提出日」「持ち物」など特に大切なことが書いてあります。
- とりあえず名前が書いてあれば大丈夫!
提出後、担任の先生がチェックします。絶対に必要なものに記入もれがあったときは、その場所をわかりやすくして再度お渡しします。もし、心配な時は入学式が終わった後にでも、先生に直接聞いてみてください。
「印鑑」を持っていると役立つことがあります。
書類を準備していると「こんなにたくさんあって、保護者の方も大変だな。。」と毎年感じています。 私たち教員も、担当じゃないことにはとまうこともたくさんあります。 できるだけ負担をへらせられるように、学校も工夫していきたいと思います。 一緒にがんばりましょう♪
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体操着や運動靴
保護者「いろいろあるけどどんなものを用意したらいい?」
最初から完璧に準備できていなくて、大丈夫です。
「こんなこと、わからないの私だけじゃないかしら」、そんな風に思うこともあるかもしれません。
でも、悩んでいるのは、一人じゃありません。
わからなかったら、入学式のときにこっそり他の人の持っているものを見てから準備するのでも大丈夫です。
準備が間に合わなかったり、無くしてしまったり、汚してしまったり、交換が必要になったり、いろんなコトがあるかもしれないけど、そのとき考えればいいです。なんとかなります。
こんな方法、考え方もあります。とりいれやすいものがあれば試してみてください。
・楽をしましょう。既製品で十分です。家にあるもので十分です。
・模様や色は、指定がなければ好きなものを選ばせてあげましょう。
・指定があっても、似たようなものであれば問題ないことがあります。そんなときは相談してみましょう。
・いっしょにお道具選びをして、これから始まる学校生活を楽しみなものにしてあげてください。
・実際に子どもたちが使っているものを見せてもらいましょう。
・おさがりも活用しましょう。そのままだとさびしいと感じたら、その子の好きなワッペンやマークをつけてあげるのもいいかもしれませんね。
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お道具箱の準備のコツ
(学校・地域によって準備の仕方もちがうので、あくまで一例として見てください!)
先生の工夫ポイント
わかりやすいプリント作り
・2-1.家での準備 疑問あれこれを参照
・プリントごとに提出日を明記
・プリントごとに担当者の名前を明記
・色つき用紙の活用
・保護者が記入する欄は太線で囲む/薄い塗りつぶしにする
・提出物用封筒にチェックリストを作る。
こんなことありませんか?→こんなふうに改善しよう。
×プリントの種類が多すぎる!
→各部署によって書類を発行することがほとんどです、でもよく見比べてみると内容が重なっていることもあって、もっとシンプルにできることが多いです。定期的に見直すようにしましょう。
×情報が多すぎる!
→1枚には1つの情報にしておくとわかりやすいプリントになります。
×文章量が多すぎる!
→いろいろな情報をお伝えしようとすると、ついつい長文になってしまいます。できるだけシンプルを心がけましょう。
準備中の保護者の悩み
・2-1.家での準備 疑問あれこれを参照
・入学説明会で「こんなものを、こんなふうに使っていますよ~」と見せてもらえるとわかりやすいです。
・写真を活用。普段の様子や用途がわかると、イメージを持ちやすくなります。
提出物から見えてくる保護者の気持ち
・提出物は保護者の「わからなくて困った」が見えるサインの一つです。
・たくさんの書類をチェックしなくてはいけない先生方の大変さもあると思いますが、最初にしっかり見て知ることがその後のやりとりをスムーズにするポイントです。
新入学連載コラム
》入学説明会を省エネでのりきる─ちょっとしんどい親御さんへ1
》「カンペキにできなくてもいい。親だって1年生」─ちょっとしんどい親御さんへ2(うつの当事者の立場から)