学校に行くのがしんどくなった主人公ミク。思春期の入り口のこころを描きます。

基本情報
子どもの気持ちを知る絵本①
『わたしのココロはわたしのもの─不登校って言わないで』
プルスアルハ著
お話と絵:細尾ちあき[看護師]
解説:北野陽子[医師・精神保健指定医]
定価:本体1,980円(税込)
B5判上製/56頁
装丁 大村麻紀子
ゆまに書房 2014.10刊行
ISBN978-4-8433-4601-3 C0311
サイン入り(送料別)




1 あらすじ
小学校高学年の主人公ミク。学校ではいつも、みんなから浮かないように気遣いながら過ごしていますが、ある日、学校に行けなくなってしまいます。
相談へ行ったお母さんの気持ちの変化、おばあちゃんのかかわり・・・止まっていたミクの時間が、またコトンコトンと動き出します。
巻末に解説、付録「みんなのきもちいろいろ」つき。


2 絵本を特におすすめしたい方
家族、養護教諭、スクールカウンセラー、教員、相談機関、医療機関、図書館(小中高校/大学/公共)、子育て支援に携わる方 など
子どもにかかわる全ての方が絵本の対象です
3 推薦文
齊藤万比古先生(児童精神科医/総合母子保健センター愛育病院)
学校を欠席して家にとどまる子どもの気持ちを力まずにそのまま描いた本に出会うことはめったにありません。この絵本は,内省的でみずみずしい言葉と力強いタッチの絵でそんな子どもを等身大に刻み出した作品です。おそらくは思春期に入って間もない年代のミクさん。君が感じた学校生活の緊張に満ちた違和感,孤立感,そして深い挫折感。それが君の初めての「自分」との真剣な対峙なのです。向かい合うことを通じて君は己を知り,他者を知り,生きることを知る。静かな光を帯びて,日はまた明けるのです。
4 読者の声
絵、内容、共にすばらしいと感じました。大人にもあてはまると感じました。いろいろな人と共有したいと思います。
Ashio さん
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外からではわからない苦しみをかかえた(大人も子供も)人の心を少しずつでも知って、傷付けない様にしたいと思いました。知らなければと思いました。
kacco さん
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(購入の決め手)読んできにいったから。自分とちょっとにてるかも。
かぼちゃん さん
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私の気もちをわかってくれる人が欲しかった私にも、友だち(同じ学校いけてない子)ができた時のうれしい気もちと同じ気もちになって(よんだ時)とてもうれしかったです。
さラル さん
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絵本は、読みきかせれば伝わるので、ありがたい教材です。
ともりん さん
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まず、行けなくなり始めた時に、すぐ読ませて欲しい。そうではない全ての人に、読んで欲しい。
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自身もうつ病になっており絵本を読むことで安心したり、支えてくれる人がいるということに気づきました。4月から教師になります。こどもと接するときに何度も振り返ってみたいです。
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わかりやすく、悩んでいる子どもの気持ちが伝わりやすい
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「わたしのココロはわたしのもの」は中学校ではちょっと難しいのかな。



