「子どもに親の病気を伝えた方がよい」ということを強調しすぎるのは、必ずしも良いことではないと思います。コンテンツを最初にみたとき、私自身は何とかして子どもに伝える術を考えなければならないと、半ば強迫的になりました。それは返って心の負担を増し、家族の健康を害します。あくまで一つの選択肢として、子どもが親の病気に巻き込まれて苦しい思いをしているとき、伝えるという方法もあるというくらいに留めるべきではないかと思います。数は少ないですが、当事者を支える配偶者数名で話をした内容です。私たちは「子どもが知りたい」と思ったときに知らせれば良いと考えています。
(ウェブアンケートの声)
***
声を寄せてくださってありがとうございました。
ぷるすあるはのコンテンツが、ご家族の方にご負担をかけてしまうこととなり… このことを受けとめ、ウェブでの発信を見直しました。
ぷるすあるはでは、子どもが生活を安心して送れることを目標に、伝えるを提案しています。
書いて下さっているとおり、子どもが巻き込まれているとき、知りたいと思っているとき。そして、子どもの生活にかかわる変化があるときには─例えば、入院や、誰かのサポートが家の中に入る。学童に行くなど──見通しや、今起きていることの説明、困ったときには〇〇さんに話しして大丈夫など。(病名を伝える目的ではなく)、具体的なことから伝えられると、子どもの安心につながると考えているからです。
ご家族の方のペース、子どものきもちや年齢や個性、だれがどのように伝えるか、個別性が高いことだと思います。これまで発信が少なかった『ご家族・パートナーの方のご負担やサポートの必要性』について。そして、その家族にあった選択を見つけやすくなるように、これからも声を集めていきたいと思います。いただいた声(本コラム)は、伝えてみた体験コラムとならべて、「まわりの大人のみなさんへ」のページにリンクを貼らせていただきました。貴重な声をありがとうございました。