『チアキの感覚過敏を探検』
日時 2016年9月17日18:30─20:30 @武蔵浦和コミュニティセンター
参加費 500円
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第1部は、絵本朗読とチアキの感覚過敏エピソードをご紹介。
厳選して臨んだのですが、服選びの実演などもふくめて、話し始めたらいくら時間があっても足りないかんじになりました。「感覚のちがい」を実感できたのではないかと思います。
第2部は、参加者のみなさんのエピソード、チアキへの質問をホワイトボードに張り出して共有しました。(シェアタイムがゆっくりとれずに申し訳ありませんでしたm(_ _)m)
パンツのゴムの締め付けがイヤだったのを表現できずに「パンツがこわい!」と泣いていた就学前の話…。
小学校の給食の話。連帯責任のプレッシャーや、給食後3分で歯磨きのルールが嗅覚の過敏さにはこたえたこと。
読めない教科書でどうやって勉強してたのか!?の話(読めないものは読まずに、読めるものを使っていた… )。
苦手な食べ物も大人になれば食べない選択があってラクになること。などなど
初めての企画のユニークなテーマで、どうなることやら…と私たちも不安だったのですが、参加者のみなさんが温かい雰囲気を作ってくださいました。ありがとうございました!
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「少人数ならではのアットホームなイベントになりました。参加者の方のコメントを聞いて感覚過敏は人それぞれだということを改めて実感しました」by Assy(スタッフ)
「感覚過敏は何かしら皆さん持っているかと思いますが、チアキさんのお話しのなかで、歳をとる毎に酷かった症状が和らいできたように思うことに共感しました。 また、参加者の方から、給食が苦手だったとのお話がありました。食育や栄養バランス面も含めなんとか解決策がないものかと思いました」byクワ(スタッフ)
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こんなことも感じました…
『感覚過敏』のテーマは、SNSではとても反響があって書き込みも多かったのですが、今回のリアルイベント企画、蓋を開けてみたら、少人数の場になりました。
(広報の課題や設定日時も勿論ありますが)『大人の感覚過敏は、経験の中でいろんな工夫を編み出して、共存していることが多いのでは』という印象をもちました。チアキにとっても、感覚過敏と工夫は日常生活の一部で当たり前すぎること、と。だからこその知恵の共有もできるといいなと思いつつ、企画のスタイルは検討の余地があるかもと思いました。
そして、(大人になればなんとかなることが多いからこそ)制約の大きな子ども時代をなんとか乗り切れるように…!
一番大変だったのは小学生時代。
苦手の背景に目をむける。感覚過敏からきているのなら、早目に気づくことができれば、子どももまわりの大人の人も、怒ったり怒られたりが減って、その子にあった工夫で解決できることが増えると思います。
この機会を共有してくださった、参加者のみなさまには、改めて感謝のきもちです。
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チアキ流、感覚過敏との付き合い方
①ムリしない、たたかわない
②自分の感覚特性を知る
③楽しく工夫する
④お出かけグッズをそろえる
⑤伝えられることは伝える、頼めることは得意な人にお願いする
⑥ルールを作って快適に過ごす
⑦クールダウンの場所と方法をあみ出す
下:防寒フリース。頭まですっぽり。目を隠せば視覚過敏対策、耳を隠せば聴覚過敏対策にもなる。フリース素材で速乾性。(冬になると毎日着ています)
本日実演した感覚過敏対策グッズ、またひとつひとつ紹介していきます。
ご質問いただいた…具合が悪くなったときの対応方法。チアキの場合。
「暗くて」「静かで」「ひんやり」の3つをまとめる。こんなかんじです↓
街中だと、喧噪から離れて、カラオケボックス、いいホテルの個室のトイレ、漫画喫茶、公園の日陰のベンチ(季節がよいとき)などに避難してます。