1 完ぺき主義をやめよう!子どもが元気ならOK
一番大事なことです。子育てに完ぺきな答えはありません。
子どもには個性があるので、絶対にこれが良いという子育ての仕方はないのです。なので、どれだけ完ぺきにやろうとしても、基本は無理です。よく育児書どおりにならないという相談を受けますが、基本的になりません。なぜなら、その子どもごとに個性があってちがうからです。
成長がおそくても、ミルクの飲みが少なくても、ねるのが少なくても、子どもが元気ならOKなのです!
でも、もし心配なら身近な人に相談してみてください。

2 いろんなものにたよろう!
育児は基本的に大変です。一人でやろうとするととてもキツい!だからまわりの人にたよりながら子育てをしましょう。
パートナーや親せき、たよれるなら近所の人でもOK。身近にいなければ、役所の人、保健師[ほけんし]さんや病院のスタッフ、相談員さんなどにも相談しましょう。
たよるのは人だけじゃありません。母乳の出が悪ければミルクでいいし、ごはんを作るのが大変ならレトルトでもいいです。そうじや洗たくなども代行業者やヘルパーさんにたよることがあってもいいのです。
一人じゃなくいろいろ工夫して、みんなで子育てをしましょう。

3 子どもとほどほどに距離[きょり]を取ろう
ずっと子どもと向き合っていると、とてもつかれます。そして、しだいにイヤになってきます。そうなる前に、距離を取って自分の時間も確保しましょう。
気分転換[てんかん]はとても大切です。子どもが出かけている間、子どもを他の人にあずけている間は自分の好きなことをする時間を確保しましょう。気分転換に何をしたら良いかわからない場合は、自分のやりたいことのリストを作ってやってみるのもよいかもしれません。

4 自分のことを周囲に伝えられると楽になります
自分の病気や障がいを伝えることは勇気がいりますし、相手によってはなかなか理解してもらえない場合もあります。ですが、周囲の人から手助けをしてもらえると子育てはぐっと楽になります。
みんなに伝える必要はありませんが、手助けがお願いできそうな人、お願いしたい人には自分の病気や障がいのことを伝えて、手伝ってもらえるか話してみましょう。病名を伝えることに抵抗[ていこう]がある場合は、自分が苦手なことを伝えるだけでもかまいません。全てを伝えなくても大丈夫です。
事前に信頼[しんらい]できる人に相談して、どのタイミングで、どのように伝えるかを考えましょう。整理して文章にしておけるとよいでしょう。
